ヤマトタケルが弓を構える。 ギリリと弦を引き絞り、流れる景色のその先に、迫り来る標的を険しく見据え、 ───パカラッ、パカラッ、と足元から響く軽快な蹄のリズムにタイミングを合わせると、 ギリリと張り詰める弦の力を解放し、放たれた鏑矢がバスンッ!と軽快な音を立て的を射止める。 ──流鏑馬 天下泰平、五穀豊穣、万民息災などを祈願する神事。 午年にちなんでカルデアにて開催されたこの大会、カルデアヤブサメ王者決定戦に、ヤマトタケルも参加していた。 「流石だなセイバー。やはり貴殿ほどの英霊であればセイバーの霊基であれど、このくらいの事は造作もないわけか」 「ふふ…そう褒めるな伊織。だが、アーチャーの霊基で現界した折ならば、これの五倍や十倍の数でも一瞬で撃ち落とす事が出来よう」 パカ…パカ…と速度を諌め、手綱を引くタケルが言う。 小柄な背丈にも関わらずしっかりと馬の背に跨るその姿は、背筋をピンと伸ばしキリリと澄ました表情も相まって、堂に入った非常に美しき佇まいであった。 騎乗Aスキルを持つタケルにとって、馴れぬ乗馬であれどそれを自在に乗りこなし、そのまま弓を射る事など些細な事なのであろう。 そして鞍から降り、馬の背を労うように撫でながら、 「だがキミの乗り心地もかなり良いものだったぞ?ふふ、あとで人参と飼い葉をくれてやろう」 そんな言葉を、先程、足となってくれた彼に語りかけるが、 「やめてくれ、この姿だからとて、人参はともかく藁など食えんぞ」 そう答えるは宮本伊織。彼は今、上半身はヒトの姿をそのままに、 ────下半身が馬の姿になっていた。 霊基改竄、人馬一体。 どこぞの呂布(赤兎馬)好きのマスターが所属するカルデア。 そこでは赤兎馬やケイローン先生の霊基を解析する事により、サーヴァントを無理矢理ケンタウロス形態へと変容させる変態技術が確立されていた。 故に、今回催された祭りは2人1組の流鏑馬対決。馬適正のあるサーヴァントと射手サーヴァントの2人でペアを組み、最も優れた2人が優勝カップ(聖杯)を手にするのだ! ……とは言うものの、英霊集うカルデアにおいて優勝は至難の業。 このトーナメントにおいてタケル & 伊織号のペアは、 残念ながら次の対戦相手、源頼光 & 筋骨隆々なベアー号(金時)に敗れてしまい、 その2人も次の対戦相手、アルテミス & もっと筋骨隆々なムチムチベアー号(オリオン)に敗れてしまった。 だがしかし最終的に、スーパーウルトラシード枠(※1)にて、いきなり決勝に現れた呂布(※2)&ぐだ子(※3)の怒涛のコンビ技(※4)によって優勝を掻っ攫われてしまい(※5)、この大会は午前中で幕を閉じたわけだが………(※6) ※1. ただの乱入 ※2. 赤兎馬(Lv.120) ※3. ぐだ子は乗っているだけ ※4. 初手令呪 & 偽・軍神五兵 ※5. フィールドごと全ての的を爆破 ※6. 私の赤兎馬は最強なんだ!! 1.───────────── 「ほらイオリ、お湯をかけるぞ」 「うむ、頼むセイバー」 ヤマトタケルがシャワーを持ち、未だに馬のままの伊織がその半身を洗われている。 そう、この術式、効果が切れるまで丸一日かかるのだ。 そのため、被術者は競技を終えてもしばらくその姿で過ごす事となり、伊織とタケルは土埃で汚れた体を清める為、シャワールームで伊織の下半身の馬体を洗っている最中だ。 高い天井に広い洗い場、そして馬すら入れる広いバスタブ。 このカルデアはマスターの意向(赤兎馬ファースト)のおかげか、馬用設備が整いまくっており、個室シャワールームも六畳近い間取りを持つ人馬両用サイズに調整されているようだ。 「ふむ…しかしなんとも摩訶不思議な術だな…特にこの継ぎ目の部分は一体どうなっているのだ?」 馬体にシャワーを掛けながら、ヤマトタケルは伊織の体をジロジロと見つめる。 風呂場に合わせ、上の衣服も脱いだ上下丸裸の馬本伊織。 その鍛え抜かれた上半身は健康的な造形美を醸し出し、がっしりと広い肩幅、そして見事な肉の堀を見せる背筋に、そこから流れるように繋がるはずの大臀筋は、そのまま馬の背筋と融合したかのような形容で そして美しく割れた腹筋の真下にあるはずの鼠蹊部も、違和感無く馬の鎖骨と一体化しているようで、まるでそれらは元からそうであったかのように自然な姿をしていた。 「こらセイバー………あまりそのような所をジロジロと眺めるな。」 「………む?…あ……あぁ!すっ…すまない!」 そんな言葉を上から掛けられる。本来であれば伊織の股下だった部分を、至近距離で覗き込むような形になっていた事に気付いたタケルは、はたと、恥ずかしそうに目を逸らす。 そう、ここに今は"何もない"とは言え、元々彼の"モノ"があった場所なのだ。 そうと気付いたタケルは、彼の股座に顔を埋めるように覗き込んでいた自身の姿に、謂れのない羞恥と罪悪感を覚えてしまい、そそくさと気まずそうに馬体の横へと身を移す。 そうして、目の前にそびえ立つ大きな馬体。 彼の髪色と同じ黒い体毛に覆われたその体は、足先から肩口まで160cm近くに達する体高を持ち、正に大型の獣と言った質量故の威圧感を放つ。 しかしタケルは、それが今の彼だと分かっているせいか、不安や恐怖などは微塵も感じず、どちらかといえば大きさ故の安心感や親近感すら覚えている。 その大きな馬の背中を小柄なタケルがお湯を掛けながら撫でる。 その触り心地は短い毛が密集しているおかげか、まるで最高級のベルベットのようなきめ細やかな感触であり、撫でるたびに少し高めの37°の体温と共に暖かな……まるで自然とHPが回復するような落ち着きがあらわれる。 タケルに撫でられる伊織も、自分の手がまったく届かないその箇所をお湯と共に優しく撫でられる感触に、自然と表情は緩み気持ちがよさそうだ。 そんな安らかな顔を見つめながら、タケルは洗い終えた背の次に、馬の側面、胴回りを洗い始める。 大きな肺を包む巨大な肋骨、そこから伸びる長い腸を携えた腹回り。 それは400キロを超える体重の大部分を占める草食動物の根幹部分。 その雄大さすら感じられるサイズ感に気圧されながらも、タケルはしっかりとその体を洗ってゆく。 指に感じるは柔らかな毛と、硬く張った腹膜の感触、そして野生動物特有の皮膚の厚みに、体表に走る太い血管の膨らみ。 (大きい……な……) 硬く、大きく、武骨でありながら繊細な、人よりも自然に近いその肉体に、改めて獣という野生を、大自然を生き抜く存在の強さを感じ入り、そんな思慮に心を奪われている最中─── 「すまんセイバー、後ろの蹄に違和感がある。おおかた踏み締めた土が詰まっているのだろうが、そちらを任せても良いか?」 と上から声を掛けられる。 言われた通りそちらを見ると、伊織が左後ろ足を上げて催促するようにフラフラと足先を揺らしていた。 「わかった、こちらだな?」 馬体の後ろへと回り込み(危険なので真似しないでください)、その足の蹄の内を見ると、確かに硬い土がギュッと押し固められたかのように詰まっている。 なるほどとタケルはしゃがむように片膝を付き、馬の脛を立てた自分の膝の上に乗せて固定し、シャワーを至近距離で当てながら指の腹で圧縮された硬い土を擦り落としていく。 「ふむ、これならすぐにでも終わりそうだ。」 そう顔を上げるタケルに 「ああ、すまん、助かる。」 そのように言葉を発しながら、尻尾を揺らして答える伊織。 「うむ、私に任せるが……よ………ぃ…………」 しかしタケルは、馬の蹄から顔を上げた矢先、ジッと一点を見つめたまま、気の抜けた声で尻すぼみに答える。 見上げる先には馬の尻、そしてゆらりゆらりと揺れ動く尻尾。 そのなだらかな尾毛の先に見え隠れする、同じく股の間でゆらりゆらりと揺れ動く、大きな大きな────"馬の睾丸" (………………………………大きいな) 彼の馬体に見合ったサイズの睾丸。黒く大きく実ったそれは、風呂場の熱とリラックスでダラリと下へと垂れ下がったまま、薄い皮膜の中で重そうにブラブラと揺れ動いており、それをヤマトタケルは興味深そうにじぃ〜〜っと眺め、 そしてふと……………、好奇心か気の迷いか、無意識の内に、ふらりとその睾丸へと手を伸ばし───── サワッ… 「………………ッ!?!しまっ………!」    ボ ッ ! ! 瞬間、待ったなしに炸裂するオートメーションな防衛機構。 伊織の意思を離れた獣の反射反応(ほんのう)が、後ろ足をタケルに向けて蹴り上げる! そしてその瞬間、迫り来る蹄を前にして、タケルの脳裏に走馬灯のような刹那の思考が駆け巡る! (────蹴り!脚が来る!蹄……硬……大きい!…… 強……いや、疾い!これは………避け……………──────[□応刀]) 「────はぁっ!!」ベチン! 「ッ!〜〜〜〜〜〜ッ!?!?!?!?」 そうして、思わず返してしまったカウンター。 迫り来る蹴りを反射的に交わしたタケルは、ベチンと、その揺れ動いていた睾丸を平手で叩いてしまい、その痛みと衝撃に、伊織は背筋を震わせ思わず馬体が膝をつく。 全力ではないとはいえサーヴァントに睾丸を叩かれた痛みは筆舌に尽くしがたく、耐え難い苦痛に伊織は脂汗を滲ませながら、馬の半身ごと体を丸めてうずくまってしまう。 睾丸。それは胎児の時には卵巣と同じく体内に存在し、男児へと性分化する際に腹膜の穴から体外の陰嚢へと導かれ、骨も、脂肪も、筋肉すらも持たずに薄皮一枚で外部に露出する最も危険で脆弱な"内臓器官"。 そんな無防備な臓器を、剥き出しの生理器官を、逃げ場のない平手の衝撃が駆け抜ける。 その痛みの識別は、言うなれば外傷とは全く異なる内臓の痛み。 例えるなら横隔膜を強打した時のような………じんわりと臓腑に広がる低く重い痛み───その大きく広がる痛みをビー玉サイズまで無理矢理にでも圧縮、濃縮させたような……… そんなジクジクと這うような重く激しい鈍痛が、垂れ下がる陰嚢から痺れる悪寒と共に内臓へと逆流し、五臓六腑に圧倒的な恐怖を染み込ませながら、背筋をゾワリと駆け抜けて、吐き気と共に本能的なエマージェンシーを脳の深い所へと訴える。 「あっ………あぁっ!!すまない伊織!!大丈夫か!?」 ……ハッ、と我に帰ったタケルが伊織へと近づくと 「だ……だい丈夫……では……無ィ…が…………腰を………しばし腰をさすってくれ………」 「わ…わかった……ここだな?」 苦しそうにヒューヒューと、儚く拙い呼吸のまま、ピクピクと眉根を震えさせ、青ざめた顔の伊織が言う。 そんな彼の願いを聞き届けるように、ヤマトタケルは彼の腰から尻にかけた辺りを優しくさする。 より速く走る為に肥大化した後脚筋と臀筋。その過度な積載と機能美を両立した大きく雄々しい臀部も、今やフルフルと情けなく小刻みに震え、それは恐怖に怯える子鹿や幼子のようで…… そんな彼の臀部を慰めるように撫で付ける。 深く優しく、思いを込めて、泣く子を案じる母のように、その手を止めずに何度もそれを繰り返す。 伊織の心に、大きな落ち着きがあらわれるまで──── 2.───────────── ──そうすること数十分後 「………ふぅ、もう大丈夫そうだ…セイバー。」 どうにか顔色の良くなった伊織が脚に力を入れて立ち上がる 「ほ…本当に大丈夫なのか…?」 そんな彼を未だ心配そうに眺めるタケルだが 「ん。……痛みは引いた、違和感は未だ多少残るが…この程度なら平気であろうよ。」 パカパカと後脚を上げて確かめる伊織、だがそんな彼に 「いいや……やはりまだ心配だ。一応確認を取らせてもらうぞ」 「ん?…………うおっ!?」 そうしてヤマトタケルはかがみ込むと、彼の足元に潜り込み、 大きな馬の胴の下、ダラリと垂れる睾丸を正面にじぃっと見定め、ゆっくりと触り、撫でさする。 「ふむ……確かに、痣や腫れはないようだが……」 「………………………(なんだこの状況は。)」 ヤマトタケルが膝を付き、胴の下でサワサワと、馬の睾丸を[□撫でて]いる 優しく、丁寧に、繊細に。時折りその垂れた睾丸を持ち上げて裏側まで確認しながら、彼(こうがん)の様子をじっくりと見定めている。 そんな不可解な、しかし善意から来る行動に、宮本伊織は沈黙を貫くしかないが、 耳に届くサワサワと撫でる音と、ネットリと陰嚢を這う指の感触に、(……これは)と居た堪れなさを覚えた伊織は、たまらずタケルに 「………しかしまた、蹴りを止める事の出来なかった俺も悪いが、何故あのような事をした?」 と、先ほどのタッチ&暴挙について尋ねるが 「ん………いや………何と言うか、その……"普段見る"キミのモノと比べて……その…幾分か…いや、かなり大きいなぁ……と……ほ…本当に、本当に唯の気の迷いだ!」 「…………………………そうか」 更なる沈黙。藪蛇を突いた伊織は再び黙るしか無く、そしてタケルの申した言葉と、未だサワサワと撫でる手の感触に、伊織はいつぞやの情事の記憶が脳裏にチラつき、気まずそうに目を泳がせる。 そしてタケルも、自身が今撫でているモノが、これは"彼の睾丸"なのだと言う事を、思い出したかのように改めて再認識する。 それはでっぷりと肥えた、まるで蜜柑……いや、小ぶりな桃や、南蛮の鰐梨(アボカド)を思わせるサイズ感。 (やはり、大きい……) 触れるとそれは柔らかく、しかし身に芯が詰まった感触。 薄く滑らかな皮に包まれるそれは、指を動かすたびに ふにょり こりゅり と生々しく揺れ動き、 その感覚に伊織はゾクリと腰を震わせてしまい、キュッと反射的に会陰部に力が入ると、ギュルリと勢いよく睾丸が吊り上がり、数秒の後に、重そうにダプンと元の位置へと垂れ下がる。 精巣挙筋反射、俗に言う玉上がり、脊椎の反射による不随意筋の稼働である。 ヒトの体でも見られる反応ではあるが、このサイズの睾丸となると、その大きな質量の稼働にさすがのタケルも驚きを隠せず、 ビクリと驚いた後に、その重さを確かめるように、試しにそっと両手で掬うように持ち上げてみる。 すると、ずしりと両の手の平に感じる、片玉約300グラムのオスの重み。 (…………重い) これが馬の、今の彼の睾丸である。 計600グラムもの大規模な精子生産工場、その工場の中では、今もなお毎秒数千もの精子がひっきりなしに製造され、そして数億はくだらない数の精虫を、その身の内にぎっしりと蓄えているのだろう。 質よりも数を重視した精造理念。確実にメスを孕ませたいが為の精産機構。 そんな物が今、自分の手の平の上に収まっている。 彼の子を成す為の種が、彼の遺伝子を載せた逞しい精子が、体温よりも少し低い表皮の内側で、メスを孕ませる使命を帯びて、ずっしりとした重みを伴って、ダプンと目前に鎮座している。 これが彼の重み、繁殖の為の重量、胎奥に流し込み、ツガイを孕ませる為の機構、そんな器官の在り方に、その存在感に、神妙な面持ちのまま、ゴクリと自然と喉が鳴る。 一方の伊織、秘部を撫で付ける手、滑らかな指ざわり、はぁはぁと聴こえる僅かなタケルの呼吸音と優しい愛撫。そんな確かな快感をもたらす相手の動きに、耐えるように眉根を寄せる。 (なんとも歯痒く…こそばゆいな……) 与えられる快感に、氷の如き精神を総動員し、無心であろうと努める伊織。 されど根を上げたのは馬の体か、高まり始めた体温の最中「………ん。」ピクリと腰を震わして、じんわりと、股下に篭る熱。そして ────ドクリ。一つ心音。 欲に流された馬の下半身が、弄ばれていた馬の睾丸(ほんのう)が、伊織の意思を無視してその愛撫に答えるように、股奥の陰茎後引筋を弛緩させ、股下内部のS字湾曲を解放する。 「……………………」 「………………あ。」 そうしてタケルは、生まれて初めて馬の陰部を目にする事となる。 睾丸を弄る際にも目の端に捉えていた筈の、馬の腹に添うように存在していた、筒袋状の包皮。 その内側に隠れていたモノが、睾丸を撫でている最中、ピクンッと大きく揺れ動き、タケルの目の前でグググと質量を増しながら、ピンク色の先端をひょっこりと覗かせて、 そのままゆっくりと前へ前へと迫り出して、ムクムクと、長く、長く、太く、大きく身を伸ばし、 でろりと、第五の脚とさえ思えるような存在が、ムワリと、篭る熱と湿度を携えてタケルの目の前にまろび出る。 ────恥ずかしそうに、無言のまま赤面する伊織。 一方タケルは馬の股下から伸びるその逸物の様相に、目をまんまるに見開きながら深い驚きと感嘆を示す。 先程まで見えもしなかった太く長大な器官。普段は体の奥へと収められ、包皮ごと内側に巻き込むように引っ込められているそれは、 一度勃起を行えば股下ゼロ距離から70cm近くまで伸びる圧倒的な"膨張率"を遺憾無く発揮し、その内側に折りたたまれていた包皮を、そのピンクの内皮に至るまでピッチリと余す事なく伸ばし切る。 そんな剥き出しの繁殖器官が、全長70cmに至る快楽器官が、 ぶらりぶらりと、生々しく目の前に垂れ下がっている。 ヒトのペニスとは違う形状、丸い円柱状の長い長い竿(シャフト)と、そこから末広がりに伸びる亀頭。 まるでそれは柄を長く伸ばしすぎたエリンギのような形状で……そんな奇妙で奇怪な形容が、自重でぶらりと下に垂れ、時折り ピクンピクンと揺れ動く姿に、流石のヤマトタケルも驚きを隠せないようで、 (な……なんなのだこれは……もしやこれが馬の……今のイオリの魔羅なのか…………?長さなど…私の腕ほどもあるぞ!?) いつもの見慣れた彼のモノとの違いに、初めて見る獣の異形な陰茎に、ゾクリと背筋に痺れが走る。 圧倒的なサイズ感。その畏怖すら抱く肉の長さと存在感に、タケルは座りながらも食い入るように見つめる事しか出来ず、 そして驚きと困惑の中、目の前のコレは、今しがた私に優しく撫でられていた睾丸(モノ)が、その内側に溜め込む精子(モノ)を、メス(わたし)の内側へ吐き出すチャンスだと身勝手に思い、そんな勘違いの欲情のまま、陰部を稼働に至らせた事実を理解する。 寒気とも違う心の揺らぎ、背筋を伝う生ぬるい高揚感、自身が招いた状況に、目を覆いたくなるような非現実的な現状。 されど視線は逸らせずに、ブラブラと揺れ動く竿を見て、クラクラと前後不覚な自我のまま、わずかに体温は上がり、知れずに呼吸と脈拍が高まりを見せる。 そして、その高まる呼吸と共に鼻腔に抜ける香り………据えたニオイ、野生味を帯びた、酷く濃ゆい獣臭。 だがしかしその奥に、見知った彼の、嗅ぎ慣れた彼の欲情の香りを、鼻の底で微かに感じ取ったタケルは──── 「……………………なあ、イオリ。そういえば……"此処"は、まだ……洗っていないのではないか……?」 頬を赤く染めながら、ゆらりと目を泳がせながら、どこか放心的な表情と、含みを持たせた呟きと共に、獣の、その長く垂れる半立ちの陰茎に、つぅ…と、人差し指を這わせる。 「……………ッ!」 瞬間、伊織の全身に驚きが走る。 睾丸に触れられていた時とは違う、確かな確信を持った快感。 その腰を抜ける切なさに、伊織の腰がガクンッ!と勇み、震えたつ。 そんな反応を見ながら、なおもタケルは 「なぁ……此処は……ココはしっかりと洗わないといけない場所だろう?……しかし今のキミの体躯では、どうあがいてもその手は届かない……ならば……ならばせめて私が、代わりに洗ってやるべきではないだろうか……?」 ふわりと、今一度、気の迷いのまま、今度は手を添えるように優しく触れる。 手の平に触れる粘膜質な肉の感触、トクンと肌を伝う脈動と、熱く茹だる幹の温度。 (暖かい…いや、熱い。ああ、コレも確かに…彼の体の……一部なのだな…………) その手に伝う熱と命の脈動に、どうしてか"コレ"は"彼のモノ"だという錯覚じみた確信を得てしまうと、 そのまま手を滑らせるように、垂れた幹に沿うように、スルリと前へとスライドさせて─── ゾクゾクゾク「な………!〜〜〜〜〜ッ!!」    グ ン ッ … ! ビ  タ  ン  ッ  ッ ! ! 跳ねる肉竿、竿を走るタケルの指の感触に、長い長い馬の陰茎を駆け抜けた快楽に、たまらず伊織は馬の股下をギュッと締め上げてしまい、その不随意な会陰部のポンプ運動が竿を急激に膨張させ、跳ね上がるような勃起を促しべチンと腹へと竿を打ち付けてしまう。 「〜〜〜〜っ、くぅっ………!」 ブビュッ! そして腹に打ち付けられた衝撃が、じぃん…と痺れるように竿全体を満たし、甘い喜びが腰奥に染み込んだ結果、ドプリと多量のカウパーを吐き出してしまう。 腹太鼓。伊織やタケルは知らぬであろうが、この腹を叩く竿の挙動は、手の使えぬ馬が自慰を行う際にする動きであった。 そんな事などつゆ知らずに、伊織の脳は痺れるような快感に苛まれる。 ヒトと比べ長さ数倍の陰茎、その肥大化した陰茎から送られる巨大で膨大な快楽神経のパルスが、ヒトの身のままの脳を埋め尽くし、普段の数倍の性感をその脳髄へと染み渡らせる。 耐え難いほどの快感、全身が驚きに震えて歓喜に満ちて、脳を揺らす苛烈な悦に、クラリと軋み、霞む自我。 たがタケルは、そんな伊織の様子も知らずに、只々、目の前で急激にイキり立った肉棒の様子を眺めていた。 目の前で巨大な質量を持ちながら、一瞬で硬く張り立つ彼の魔羅。 ビタンと聴こえる音一閃、その仄かにピンク色をした物体は、私の手に驚いたかのように──喜びに勇むかのように、目の前でビィンッ!と硬く、飛び退くようにそそり勃ち、その音と強烈な幹の稼働は、圧倒的な性の活力を発露するようで、 そして怒りに震えるように、ビキビキとその身に這わす血管を太く浮き立てながら、ミチミチと竿を硬く大きく膨らませ、それはまるで、鍛え抜かれた男の剛腕を想起させるような……そのような雄々しさを表す異次元のオスの象徴に、至近距離では目を奪われてしまうばかりで、 更に先端の傘がブクリと大きく開き切った矢先、ドプリと、打ち水のように吐き出された多量のカウパー腺液は、一般的なヒトの射精量すらゆうに越えた分量で、びしゃりと床に蒔かれたそれは、もんもんと湯気を立たせて強烈な性臭を放ち、それは生物としての繁殖能力の強さを、雄としての格の違いを見せ付けるようで─── ドキドキと、驚きに胸が高鳴ってしょうがない。 恐怖にも似た高揚、怯えにも似た興奮、異常なまでに重厚な雄度を目の前に、未明の忌避感と好奇心が混ざり合い、心が酷くざわめくまま、ねっとりと臓腑に沈み込む何かに似た感情。 それは、それはまるで、初めて性に触れた幼子(とき)のよう はぁはぁと、呼吸が心拍に追いつこうと努力する。 ふわふわとおぼつかない肉体の反応のまま、クラクラと目眩のように揺らぐ感情のなか、見せつけられたその不可解な肉塊の雄々しさに、只々、見入ることしかなくて─── 「……………………♡」 魅入られた事にも気付かぬまま、────私は、その肉棒へと手を伸ばしていた。 3.───────────── ヒトと共に歩む動物。 言うなれば、馬を職に準えるとすれば騎士である。 穀物を鼠から護る番人である猫、 共に獲物を仕留めし狩人である犬、 そして気高き主君の足となり、共に戦に駆り出され、戦場で誉を共にし、ヒトと共にヒトの営みを守る彼らは騎士や兵士といった所だ。 だが本来タケルはそれらを統べし者。王族と騎士、治める者と従う者、翻る事なき主と従の不文律。 しかし、そんな高貴なる身分であるはずのタケルは、今やかしずくように膝を着き、下賤なる獣の魔羅を慈しむように撫で上げて、禁忌の恋に燃え上がる少女のように、うっとりと娼婦のような瞳を持って、その馬の魔羅を舐め上げている。 「はむっ……ちゅぴ……チロ……チロ……ん……♡ちゅ…♡ちゅっ♡ち゛ぅぅぅうううっ♡♡ぷはぁ……♡んぅ……♡ねろ……♡ねろ……♡ねろぉ〜〜っ♡♡♡♡」 情熱的に舐る舌。長く、太く、滑らかな幹の表面を、尊き舌が這い回る。 舌先に感じる彼の味、濃厚なるオスの味、それらを全て舐め子削ぐ様に念入りに、丁寧に、腕ほどもある表面積を己が唾液で塗りつぶしてゆく。 鼻を通るは獣臭、ツンと香って、クラリと脳を揺らして、その度にコールタールの様なベタつく重い痺れが、微温い熱を持って脳を埋め尽くす。 既にタケルは正気では無く、猛る肉棒の雄々しさに、只々、瞳を曇らせる。 獣の陰茎に対する忌避感も、これは彼のモノで有る以上、忌避する理由なぞ無いわけで、そんな熱病の様に霞む思考は、その立派な雄の肉棒に奉仕を成そうと必死の様子。 「はぁ…はぁ…はぁ……せ…セイバー……くぅ…………っ♡」 その肉棒の主人も、股下から流れてくる巨大な官能の調べに脳を揺さぶられるばかり。 背筋を抜ける快感がもどかしい、既に馬の肉体は主の主権を奪うかの如く興奮に身を奴し、ギチギチとそり立つ大きな魔羅を震えさせ、ドクンドクンとその大きな心音を高鳴らせ、燃える様な血潮と発情を身体中に巡らせている。 彼の下部を占める馬の体、そして長く伸びる彼の竿は自身の肉体でありながら、知る余地もない快感を、知る由もない位置から明確に伝え、実感を伴って彼の意識を灼いてゆく。 それはまるで実体を伴った幻痛のようなもので、現実的な快楽を馴染みの無い患部で受け取るに等しい。 延長された肉棒からの感覚、そんな不詳で未踏な快感なのに、股下の硬さは否応なしに認知が出来て、快楽を知る度にギチリと硬度を増す己が肉棒の感触に、切なさを有した興奮がジワリと脳裏に染み込み、 自重で揺れる肉棒の感触でさえも、その長さを有した振れ幅の実感に、ゾクリと背筋が反応を示し、熱い吐息を漏らしてしまう。 そんな快感の自己中毒に陥る最中も、艶かしく這い回る舌の感触に、ビクンと陰茎が震え立ってしまう。 包皮の内に隠れていた粘膜は長い竿の七割を占めており、敏感なそれは軽く舐められるだけでビクンと大きく揺れ動き、容易く喜びを示してしまう。 そんな彼の興奮を、伸ばす舌先で感じ入る。 快感の度にギュッと締まる肉竿に、タケルは驚きと嬉しさを感じながら、更に彼を喜ばせようと奉仕を続ける。 チロチロと舌先でくすぐり、ハムハムと唇でついばみ、スリスリと頬擦りをした後に、幹の付け根から先端までべろぉ〜〜〜〜♡っと舌で舐め上げると、その先に待つ平たい亀頭にキスの雨を降らせる。 そんな愛撫に伊織の興奮は高まるばかりで、早くも我慢の限界を迎えた隠部は、ググっと硬く張りを持ち、どうやら吐精の準備を始めたようで 「せ…セイバー…これ以上は……もう………!」 そんな警告が上の方から聞こえてくるが、ビキビキと血管を際立たせて喜びを表す幹の硬さに、ムクムクと膨らみを見せる亀頭の形相に、ギュッと引き上がる睾丸の様子に 「んちゅ……ちゅぴっ………ぷはぁ……良い……此処は風呂場だ……何も気にせず存分に吐き出すが良い♡」 ヤマトタケルは満足気に、期待するように、彼の欲の昂りを肯定しながら…… 「あーーー、んむっ………♡♡」 大きく膨らんだ肉竿の先端、平たくせり立つ亀頭の正面に向かい、張り立つカリ首に手を添えながら、トプトプとカウパーを吐き出す馬の尿道口へとキスを落とし─── 「………ん゛ぅ!?」 そうしてタケルは伊織の亀頭の………ヒトとは違う馬特有の"凹んだ鈴口の内側"に舌を差し込み、 そのままゾルリッ♡と舌を回すように舐め上げて、ヒトでは味わえない鈴口ディープキスの快感を味あわせる。 そんな強烈な、亀頭を内側から舐め回される未知の快感に、思わず伊織は逃げるように腰を引いてしまうが 「あっ…こら、逃げるな…♡」 その逃げ腰に待ったを掛けるように、ヤマトタケルがギュッと両手で大きな亀頭を握りしめると 「〜〜〜〜〜〜ッ!!」 その圧迫感がトリガーになったのか、馬の体は驚いたように グンッ!と腰を前へと突き出して─── ビュッッッッッ!!!ビュルルルルルルッっ!!!!ブビュルルルルルルッっ!!!!ブビュゥゥゥゥッッッ!!!ビュルルルルゥーーーーーッ!!!! 我慢の限界を迎えたように、馬の陰茎は膨大な量の精液を吐き出した。 (うわぁ…………♡) ビュルッ!ビュチィッ!ブビゅッビュッ!ぶビュるるる!! 至近距離で吐精を繰り返す陰茎に、ヤマトタケルは目を奪われる。 伊織が腰を突き出した際、運良くその肉棒は顔の横を掠めたが、代わりに真横で激しく脈動する馬の射精を注視する羽目となる。 ビッッックン!ビッッックン!と吐精の度に大きく跳ね回り、人を超えた心肺能力の血量で、幾度と膨らみ、硬く跳ね上がり、激しく脈動する陰茎と、 そのポンプ運動の勢いで一直線に吐き出される精液が、竿の振動で波打つ放物線を描きながら風呂場の壁にビチビチと直撃し、その下部にこんもりと精液塊を作り出してゆく様を見つめ続ける。 ヒトの数倍の質量を持つ馬であるが故に、その吐精量も数倍程度では収まらず、ネットリと重そうな濃精がべちょべちょと、ペットボトルの中身をぶちまけたかのように、何度も壁へと吐き出され、ネットリと壁を伝い、その下に幾重にも折重ねられてゆく。 (な……なんという量と勢いだ……これを…この量の子種を……"メス"のナカに注ぎ込もうというのか………) 純粋なる驚きと驚愕、そして想像による自己投影。ゴクリと喉を鳴らしながら、左手は無意識にさすさすと腹を撫で、その内側に吐き出される様を夢想する。 (あの量を…あの長さを…私のナカに受け入れてしまっては……私は…私は一体どうなってしまうのだろうか……?) ポーッと、熱い目線を投げかけながら、並外れた雄々しさを主張する肉棒を前に、そのような妄想を否応無しに描き立てられる。 強き雄に組み敷かれ、長き魔羅に貫かれ、身動きも取れぬままに、ゴプリと最奥に子種を植え付けられる。 そんな自身の姿を脳裏に浮かばせてしまう中、吐き出された子種から、ムワリ と濃厚な精臭が漂い始め、ヒクリと鼻を鳴らした瞬間、その淫らな青臭さに、計らずともより鮮明に、その情景を思い浮かべてしまう。 (アレを………私の………ナカに…………) グラグラと、思考と倫理が音を立て崩れゆく。 既に思考はクラクラで、知らずに右手はクリクリと乳首を弄るし、ぐるぐると視線は定まらぬまま、グリグリと左手は秘穴を無意識に揉み摩り、グツグツと熱を持つ興奮に抗う事も成せずに、ドクドクと心臓は早鐘を打ち、フラフラと意識は酩酊のまま、ふぅふぅと呼吸ばかりが荒くなってゆく。 熱に当てられた発情、興奮の自己中毒、目尻は切なく蕩けたまま、び ゅ る り っ !と最後の吐精を終えた逸物を眺める。 そんな役目を終えた逸物に、メスへの吐精を果たせなかった男根に、タケルはゆっくりと近づいて、その未だ長く垂れる幹に、労うように手を寄せて、求めるように寄り縋る。 そして、ペロリとご機嫌を伺うように、挨拶をする猫かのように、射精を終えた魔羅を舐め上げて、 「ん゛ぅ…………ッ!」と伊織は射精後の敏感な逸物を舐められる感触に腰を震わせ声をあげるが、そんな事などお構い無しに、竿に跳ね散った子種を掃除するように、ぴちょぴちょとタケルは舐め続ける。 そして竿を掃除し終えると、力の抜けダラリと垂れた竿を両手で持ち上げ、力の抜けて蕩けた表情で、その先端に今一度、ゆっくりと顔を近づけ……… じゅ………ぞぞぞぞぞぞぞぞッッッ!!! と、勢い良く尿道内に残った吐精の残滓を吸い上げる。 「……………ッ!?!?」 射精後に敏感になった快楽器官、それをストローを扱うかのように強引に吸い出され、長さ70cmに及ぶ尿道に残る残滓が、ぎゅるりと尿道内壁の性感を刺激しながらタケルの元へと流れゆく。 まるで精巣の中まで吸い尽くされるような吸引に、役目を終えたばかりの萎えた陰茎はビクンと大きく快感に震え、同じく大きな睾丸も、ギュルリと吊り上がり興奮を示す。 そして彼の残滓を口いっぱいに頬張ったタケルは、口内を埋め尽くす青臭い味に舌鼓を打ちながら、膨らむ頬のまま くちゅり… くちゅり… と咀嚼を始め、最後に ゴキュリ…♡ と一息で飲み込むと、けぷ… と僅かなゲップを鳴らす 「ぷはぁ……はぁ……はぁ……はぁ………♡」 胃を満たす彼の情欲、吐息を犯す獣の精臭。 口内は野生的な苦味に溢れ、その生臭い味と香りが被虐的な脳をクラクラと揺らす。 いつもの彼の味を、何倍にも何倍にも濃縮したような濃ゆい味、そして未だ喉奥にへばりつくような粘度の感触と、収まる胃の中で熱を放つ彼の体温の名残り。 けれど、けれども。収めるべきは、此処では無い。 「ん……ちゅ……んちゅ……ちゅ……ちゅ………♡」 気付けばタケルは、ついばむ様な甘く優しいキスを、未だ快楽の名残にピクピクと震える陰茎に何度も何度も繰り返し、それはまるで続きをねだるような、惚れた相手に擦り寄るような、獣のように言葉無く交尾を催促するようなそぶりで─── そんなメスからのお誘いに、力を失った筈の陰茎が、ピクリと震えグググッと張りを取り戻す。 (嗚呼…やはり…やはりイオリは強き雄だ♡) 再びビキビキと硬く成り余る男根をうっとりと見つめ、自身のツガイの甲斐性に、喜びとトキメキを覚えるタケル そして燃え立つような臍下の疼きに、ヒクヒクと股下の蜜穴は期待に蠢き、見知らぬ内にヘコヘコと、自然と腰は揺れている。 それは物理的に入るか否か、そんな些事など考える余地もなく、只々、強きオスに身惚れ、繋がりたいと欲深く願い、疼きを収める肉竿を欲し、内側を満たされたいと身勝手に想うだけの、理路を無視した倒錯的な本能の発露。 そんな繁殖の熱に浮かされるタケルの耳元に 「セ…セイバー……」 と、震える伊織の声が届く。 見れば伊織は風呂場の壁に寄り掛かるように手を付いて、苦しそうにハァハァと呼吸を繰り返している。 さもありなん、人の身では分不相応な馬の吐精を終えた後、続けざまに再び勃起を促されたのだ。 快感のスパークが脳を焼いた直後に、発情の炎が脳を灼く。 そんな許容量を超えた脳稼働、限度を超えた再稼働に、伊織はただ意識を保つのも精一杯の様子で、 特に一度射精を迎えた後の、馬としての精通を迎えた直後から、彼の心の内に溢れ出す使命感や妄執にも似た強い繁殖への願望が止まらない。 草食動物は肉食に喰われる身である以上、数を増す事が生存戦略の一部であり、繁殖への使命と重要性は、肉食のそれより遥かに重くのしかかる。 故に、今有るのは身を焦がす興奮のみで、"オスを求めているメスが目の前に居る"その一点が伊織の欲をジクジクと刺激してやまない。 しまいには竿からカウパーをビュルリと吹き出す有様で、ガクガクと震える足腰と、フーフーと高まる呼吸の中、準備を終えた陰茎がギチチッと張り立ち交尾を急かす。 種を残す、子を成す、数を増す。その肉体の至上命令に脳を焼かれ、ガクガクヘコヘコと大きな腰を震わせて、蹄を鳴らしタタラを踏む足を見て、彼もまた限界なのだとタケルは悟る。 残るは彼の一筋の理性と、こちらを慮る優しさのみ それは分かる、分かっていながらも、タケルは衣服を霊体化させ、美しき身姿を晒しながら、ガチガチにそそり立つ馬の陰茎を引き寄せると、優しい手つきで撫でながら、そのシミひとつない肌のスベスベなお腹へ、ピトッと亀頭を押し付ける。 「キミは…此処に……この奥に…吐き出したいのだな………?」 股下から、馬体の下から聴こえるタケルの声。 優しくも熱を持ったメスの声色、そして先端に感じる柔らかな皮膚の感触に、煽るように竿を撫で付ける手つき。 そんな仕草に、ドクンと心は揺れ動き、馬の体に至っては興奮を極め、竿を限界近く腫らしながらウズリと睾丸も色めき立つ。 答えは是だ。そう肉体が声高に叫ぶ。 しかし伊織はこれで良いものかと、良いわけが無いだろうと、人の身で畜生に堕ちる訳にはいかぬだろうと、最後の五倫(りせい)を奮い立たせ、ギリリと歯を食いしばる。 己が欲を律してこそ、それが人の世をヒトとして生きるよすがであった生前の彼にとって、今(カルデア)の彼はそれを知らぬと言えど、人の道を外れる事は(現状半身か畜生であるとはいえ)耐え難い恥辱であるはずだ。 己が渇望に身を委ねた剣の鬼ですらない、ただただ生物として欲に溺れた己の姿、そこに堕ちるのは確かに違うと、知れずに心が否定を促す。 そんな理性と情欲に揺れる最中、なおも伊織がギリギリで耐え忍んでいると、 ゴロンと足元で寝転がる音が聞こえ、ぴとりと竿に何かが触れると、ぬちゅり…と、今度はその先端が熱く柔らかな肉の方へと導かれる。 「…………………っ!!」 入り口に立たされた彼の竿、先端に感じる確かな柔い肉の感触。 タケルは自ら股を開いて寝転がり、足を持ち上げ竿に添え、そして自らの秘穴に彼の竿を導いたのだ。 見初めたメスの乗駕許容、そんな状況にイオリは驚きを隠せずに、しかし早まる竿は暴れるようにビクンビクンと歓喜に震え、その度にビュルリと多量のカウパーを吐き出しタケルの股下を濡らしてゆく 心臓の鼓動が、耳奥で五月蝿いくらいに早鐘を打つ 背筋はゾワリと震え、うなじはチリチリと熱を持つ 理性が揺れる、本能が騒ぐ、二つ指針が乱れて狂う そんな中でふと、股下から、か細い声が耳へと届く 「………イオリ………来てくれ」 そんな声が、そんな声が、耳奥に残る、求める声が 直後、彼の理性が、心に残る最後の五倫(よぶん)が、カランと、あっけなく倒れる音がした。 4.───────────── ふぅふぅと荒い吐息、ハァハァと切羽詰まった呼吸音。 両者視線は交えずに、男はただ、股下に感じる感触だけを頼りに、その相手は、己を貫く凶器にジィッと目線を逸らさずに、 爆ぜる心臓が昂りを極める。これから起こる事の恐怖か、この先に進む喜びか、どちらとも言えぬ両者は、二人して未明の快楽の結末に期待と羨望を向けている。 振り返られる土壇場、けれどそんなものに興味は無くて、始まる瀬戸際の緊張感が、両者の意識を飲み込むばかりで──── そして、グチュリと、両者の秘部に圧が加わる。 ミチミチと硬く張り立つ生々しい肉棒が、燃えたぎる熱を灯しながらもフルフルと勇みに震え、 大股を広げた中心、熱を孕みヒクヒクと蠢くその穴へ、平たい切先をグリグリと押し付けて、その奥を目指して圧を増してゆく。 ヤマトタケルの狭き穴、入る筈も無いその場所を、それでも無理矢理押し入ろうと、大き過ぎる陰茎は手をこまねきながらも、ヌチュヌチュと角度を変えて必死に侵入を試みる。 そしてグチュリと、丁度良い引っ掛かりを覚えた矢先、ぐぐぐぅ〜〜〜っと重い馬体を先端に預け、巨大な陰茎がサイズ差を無視して強引に穴へと捩じ込まれる。 「ん゛………♡あ゛………!カハッ…………!♡」 これは、挿入と言うにはもはや圧入。 サーヴァントの身で無ければ壊されていたであろうサイズ感、巨大な質量を伴う肉棒が、彼のカウパーでビチョビチョに濡れた秘穴を限界まで押し広げ、その内側までもピッチリみっちり一杯に、一才の隙間無く腹の奥まで肉棒で満たし尽くす。 既にぽっこりとお腹も膨らんで、内側でビクビクと震えながらも、その影が見たこともない位置にまで盛り上がっているのが垣間見える。 限度を超えた圧迫感。逸物の圧で呼吸も出来ない苦しみに、視界がチカチカと瞬きを見せる。 そんな状態で、ズルリと肉棒が身を引いて、それに釣られて内側が引っ張られる感じがした後に、 ─────ご ち ゅ ん っ ! ! ! 更なる圧と共に、肉棒がタケルを突き通す。 「ふっ゛…………ん゛……ぐぅ………………♡♡♡」 馬重を込めた挿入、長い後脚をまるでしゃがみ込むようにグッと曲げ、重い腰部を深く沈ませ、寝転ぶ相手に物理的により深く突き刺そうと動いた結果、腹下に潜る私の目の前に大きな肉体が……馬の腹と肋骨が押し潰すかのようにのしかかる。 押し上げられるように突き刺さる内圧、押し潰すかのように圧迫する外圧。 まんぐり返しの体勢のまま、ぎゅうぎゅうと押さえ込まれたタケルは驚きを隠せずに、しかしそんな相手の驚愕をよそに、計らずともメスの体を固定する事に成功したオスは、その膝を曲げたまま、ゆっさゆっさと大きな腰を振り抽送を開始する。 「ん゛っ………ふっ…………んぐぅっ………んむ゛ぅ゛ぅ゛ぅ゛ぅ゛………っ!!!」 グチョグチョと内側を蹂躙される圧迫感、こちらの状態など目もくれず、ただメス穴を犯し尽くすのに夢中の腰振り。 動けないまま、潰されたまま、抵抗出来ない状態で、足を広げた無様な格好で、まるで穴ボコでも扱うかのように、無遠慮に股下を抉られ、蹂躙される、そんな、そんな状況に─── 「ん゛ふぅ゛ぅ゛ぅ゛ーー♡ふぅーーーー♡♡ん゛ぅ゛ぅ゛ぅ゛ーーーー!♡♡♡」 何故か、私の心は喜びに満たされて、いたようで…… ゴチュン! 私を壊すほどの衝撃が体を貫く ズチュン! えげつない苦しみが腹奥を満たす ドチュン! 押し付けられる馬体の重みを感じながら ゴチュン! 彼が夢中になって私を犯す様を感受する 柔らかな馬の体毛に顔を埋めながら私は想う 無造作に……乱雑に……扱われている……私が……私の穴が………押し潰すように……壊すように……夢中になって……貫いて……私の事など気にも留めぬほどに……壊れるほど私を使って……気持ちよさそうに……私の穴に……私のナカを……私の体に……彼が夢中になってくれている……っ!!!♡♡♡ 自身の被害を度外視した思考。元よりヤマトタケルは親の愛を求めて兄を殺し、自身の有用性を示す為に熊襲を収め、己が命を賭して東国征討を成した英雄だ。 そんな生来の自虐的な悪癖が、持ち前の自罰的な湿っぽさと、肉体の被虐性と相まって、馬の肉体に押し潰されながら貫かれる事に悦楽を覚えてしまっている。 仄暗い精神に一筋の光を灯す快感、道具として使われながらも、好いた男に求められる喜びが身に染みて、臓腑を込み上げる苦しみも、身を潰す苦しさも、過剰なまでに性感帯を虐め抜く激しさも、全ては愛の褒美と捉えてしまう倫理破綻の倒錯感。 「ん゛ぎゅぅぅぅぅぅぅぅ!!!♡♡♡」 プシッ…ぶしゅぅぅっ!!チョロロロロロロ…… そんな中で、己の内に身を沈める彼の肉棒が、ビクビクと震え快感を表す度に、相手が喜んでいると言う確信が、相手を喜ばせているという事実が、幸福感となって脳をジィン…と痺れさせ、その喜びにゾワリと肉体は悦に震える。 ドマゾ英霊・日本武尊。 獣姦を持って被虐の極まったタケルは、その喜びに身を奴しながら、荒れ狂うような快感と苦しみに、ビクンと股下も幸せに嘶き、喜びのままに尿を漏らす。 5.───────────── ───ガコンッ!ガチュンッ!と広い風呂場に音が響く。 ムワリと覆う湿度は風呂場故か、それとも沸る己の温度か、そんな事など気にも止めず、伊織は獣の本能に身を委ねたまま、幾度となく腰を振り、温かい肉壺の感触を感受していた。 既に思考は溶け切って、時間の感覚も無くなって、只々、繁殖の喜びに染め上がった意識は、腰を振るだけの機械と同義で、 グチュリ… と捩じ込む度に、熱く柔らかい抱擁が肉竿を締め付けて、ジュポリ… と引き抜く度に、吸い付く負圧が尿道までも攻め立てる。 そんな快感が、喜びが、腰を振るだけで湧き上がり、それを求めて、もっと求めて、終わらず求めて腰を振るう事をやめられない。 気持ちいいが止まらない、それ以外に、考えられる余地がない。 意識も蕩ける興奮の坩堝、終わりを知らない忘我の彼方、そんな中でふわりと、微かに、鼻腔に匂いを感じる。 快楽の限界を迎え、絶頂により吹き出した、タケルの────尿の……香り……? 瞬間、ビ ク ン と体が震え立つ。 それは牝馬の発情のサイン。ヒートを迎えた雌馬が、オスを誘うその香り。 それを認識、自覚した瞬間、馬の本能が興奮に満ちて、更なる激しい発情を迎え吐精の準備を開始する。 ドクドクと唸る動悸、ギチギチと強張る背筋と全身の筋肉、繁殖のチャンスに睾丸はグツグツと煮えたぎり、肉棒は確実にメスを孕ませようと、うなりを上げて身を締める。 限界近くまで燃え上がる体温、怒りを覚えるような興奮が、心を揺らす凶暴性が、溶けた思考に染み込むように入り込む。 そんな興奮に抗う術など皆無に等しく、思考を犯す欲望のそのままに、伊織はギチリと歯を食いしばり、ギュッと大臀筋を引き絞り、ギリリと背筋を稼働させ──── ヌ゛チ゛ュ゛リ゛ィ  ッ………………… と、亀頭を残し限界まで肉棒を引き上げた後に、 ─────ド  ッ ッ  チ  ュ  ン  ! 今度は最後まで、より深く体重をかけて、高さ70cmの滑走が、奥へ奥へと肉棒を走らせる。 「オ゛………………………ッ!!!!♡♡♡」 ここに来て更なる深い抽送。横隔膜まで響く衝撃に、タケルは目を白くさせながら潰れた吐息を漏らす。 フゥー…ッ!フゥー…ッ!とイオリの唸る吐息が聞こえる、馬の胴体を通して激しい彼の鼓動が聴こえる、股下を貫く逸物は鉄程に硬く、怒りを備えた熱を私の奥に染み込ませる。 そんな彼の豹変に、終わりが近いと脳の片隅で思ったタケルは、"あの量"を吐き出される事を想起して、貫かれたまま ぎゅうっ!と身を強張らせる。 その強張りが彼に伝わる、差し込まれた陰茎に、身を締めた強張りが圧として伝わり、より強く快感を増したメス穴に、陰茎はムクムクと“亀頭"を膨らませてゆく。 「ん………ぐ………ゔゔぅ…………ッ!!!」 射精直前に膨らむ馬の亀頭、その大きさは大の大人の……彼の握り拳分の大きさを優に超える。 膣壁を閉ざし、出口を塞ぎ、種を確実に子宮の方へと送り届ける繁殖特化の受精機構。 そんな牝馬を前提とした質量が、狭いタケルの内側で膨らみ、更なる内圧を伴って、その腹奥に狙いを定める。 「お゛………お゛お゛………ほ゛ぉ゛…………ぉ…………んぎぃぃ゛…………!!!」 ミチミチと無遠慮に圧が増してゆく、グリグリと浅ましく奥に押し付ける、内側が抜けない程に膨らみ、外側は馬の体に押し潰されて、もはや逃げる事など叶わぬ状況。 彼の怒りが、強張りが、私の中で増してゆく、それは弾ける直前のように、確実に相手を孕ませる為に、確実に子を成す為に、一滴残らず注ぎ込んでやろうと、その欲望の思いと比例するように、私の中を埋め尽くす。 そうして欲が、熱が、怒りが、興奮が、煮詰まり切った想いの先に、グッと、最後の力を振り絞るように、伊織は私の体に身を寄せて────── ごっ……ぶっ…………ふ゛ り ゅ ぅぅぅぅぅうううーーーーーー!!!!!ぶびゅびゅぅゔぅぅぅうううううっっっ!!!ぶびぶぶぶりゅりゅぶりゅりゅりゅぅぅぅっっ!!!!ぶびゅみゅぶりゅりゅりゅりゅりゅりゅうぅぅぅぅぅっっっ!!! 果てない量の濁流が、私の中に流し込まれる。 (ん゛ぉっ…………!!お゛お゛…………!!あ゛…………!!!) まるでホースを突っ込まれたように、粘性を持った液体が私の奥を水圧で打ち抜く。 長い脈動の反復動作、びゅうびゅうと吐き出されるそれは酷く濃厚で、ネットリととけたチーズのように重い粘度を持ちながら、強大な圧力を有して私の腹におびただしく流れ込む。 その煮えた欲望の濁流は、一瞬で私の腹奥をゴプゴプと満たしたのちに、ドプリドプリと更なる量を押し込んで、逃げ場のないそれはミチミチと私の腹部を膨らませてゆく。 そうして高まる圧迫感と、覆い被された体重が重なり、逃げ場のない圧力は臓腑を上へと追いやって、横隔膜を押しつぶして私の意識を削ってゆく。 (お゛……………お゛………………お゛お゛………………ぉ゛……………………♡) 薄まる意識、呼吸は既に役立たず、視界はぐるりと裏返り、か細く濁った嗚咽が漏れて、足りない酸素と激しい苦しみに、脳がセーフティを起動させその苦しみを快楽へと転化してゆく。 死の淵を覗く法悦。薄まる意識の中での絶頂は、ある意味一種の幽体離脱。 脳内麻薬の乱反射がミラーボールみたいにチカチカと、私の虹彩の奥で瞬くように明滅し、ゾワゾワとうすら寒い冷静が背筋の芯を駆け抜けて、脳髄は茹だりエンドルフィンを過剰分泌させながら絶頂の質を高め過ぎる。 たらりと顔に垂れたのは、涙か、鼻血か、そんな事などわからずに、崩れた美貌は破顔のままに、苦しむような笑い顔。 ( ────────────、────────────♡) そんな状態で、こんな交尾とも言えぬ破滅的なまぐわいで、胸がすくほどに満たされてしまったのは、元より、わたしが壊れているからだろうか。 そんな事を微かに思いながら、終わりの見えない吐精を、飽くなき絶頂の飽和を、彼の体の真下で、意識を何度も飛ばしながら味わい続けた。 6.───────────── 重なる肉塊が一つ。 大きな馬の尻が、白い尻たぶを押しつぶしている。 ムワリと漂う湿度の中に、風呂場の静寂に呼吸音だけ響かせて、ミッチリと一つに重なり合う二つのそれは、差し込まれる長い筒状のモノが、ドクリ…ドクリ…と蠕動する度に、グリグリと奥へ押し込みながら、気持ちよさそうにブルリと震える。 その差し込まれた肉竿の根本、今なお断続的に膨らむ尿道海綿体の左右に、ピッタリと寄り添うように睾丸が鎮座する。 ギチギチと、大きな馬の会陰部に、大きな実を限界まで引き寄せて、その薄い表皮に太い血管が浮かび上がるほどに引き攣って、 ドクドクと精管に大量の子種を送りながらも、尚も無節操に増産を続けるその器官は、怒りに震えるようにグツグツと熱く煮えたぎる。 吐き出し続ける最中も、更なる量を送り出し、それを超える量を生み出しながら、繁殖の確信を得るまで何度も何度も竿の奥へと送り出す。 子を成す為に、数を増す為に、繁殖の悲願の為に。 だがしかし、そんな事など関係無しに、睾丸(かれ)は怒りに震えている。 (────ぶっ叩かれた恨みは、忘れてないからな!!!) ────そのような怒りを、青筋を立てた睾丸から感じる事も有る。 繁殖に燃える睾丸、復讐に燃える睾丸、叩いた以上は孕まされても文句は言えねぇぞ!と、自らの機能を持って叩かれた恨みを、その叩いた本人にぶつけているのだ。 そうして、怒りの濃精を吐き出し続け、全ての精を送り込んだ後に、ビュルリと最後の吐精を終えると、復讐を終え溜飲が下がった睾丸がダプンと身を伸ばして垂れ下がり、それを合図に重そうな馬の体がゆっくりと立ち上がる。 ニチャ…と、重い体躯が離れた後、ズリュリュ…と、それに釣られて肉茎が引き抜かれ始め、未だ大きな亀頭が引っかかり、下のタケルも多少それに引きずられた後に、 ヌ゛ポンッ!と勢い良く結合が外れ、柔らかくなった長い竿がぶらりぶらりと垂れ揺れる。 そうして姿を見せたのは、喜びの絶頂に気を失い、腹部を大きく膨らませ、ガクガクと腰を震わせる、カエルのように潰れた姿。 だらしない笑顔で美形を崩し、情け無く秘部を露出させ、英雄にあるまじきガニ股でビクビクと震え、反芻イキでブビュッッと潮と精液を吹き出した後に、ぽっかりと空いたその股下から、ドプリドプリと残りの精液を吐き出し続けるだけの、腹ボテ無惨なマゾ英霊の姿だった────── END ─────────────7. 「ま…まぁイオリ、そう落ち込むな。」 「………………………………………………」 風呂上がりの二人、しかし対照的なその姿。 ツヤツヤと卵肌を輝かせ、すこぶる調子の良さそうなタケルと、 某陰陽師のようにしわくちゃに顔を歪め、げっそりと落ち込む宮本伊織。 結局、あの後、我に返った伊織は、自身が欲に流され、タケルを乱暴に扱い、獣のようにまぐわった事に落ち込んでいるのだ。 「そんな顔をするなイオリ、ほらこのとおり私は何事もないだろう?」 そうして手を広げ自身の無事を披露するタケル。 サーヴァント同士の交接、それ即ち魔力の循環と同義である。 エーテル体同士の交わり、つまりエーテルの肉体で作られた精液を多量に流し込まれたとて、魔力に変換しやすいそれは、さほど時間も掛からずにタケルの体に吸収されたのだ。 馬体に押しつぶされた痛みもサーヴァントの強靭な肉体であれば別に大した事はなく、むしろ普段戦う大型エネミーの攻撃よりは遥かにマシで、なんならその低いダメージも動物との(内側まで)[□触れ合い]によって、HPは全快まで回復されていたようで…………… ある意味、今回の事は種火を満タンまで腹一杯に焚べられただけのようなモノ、ちゃっかりとレベルアップまでしているタケルは、落ち込む伊織を全力で慰めているわけだ。 「………………しかし。」 「そうショゲなくてよい。それに、誘ったのは私であろう?」 そう慰めるように、タケルは伊織に近づき背中を撫でる。 そう、キンタマを勝手に触り、あまつさえぶっ叩いたのはタケルだし、流れとはいえ交尾を誘ったのもタケルなのだ。 だがそれとは別に、伊織は自身がタケルに乱暴を行った事、己の欲を自制することが出来なかった事に、すこぶる申し訳なく思っているようで。 「………いや、やはり此度の件は俺の落ち度でもある。……故に、どのような罰を受ける所存だ。」 そうしてタケルを真面目な顔で見つめる伊織。 「………どのような事でも?」 「あぁ…本当にすまないと思っている。別に罰で無くとも、貴殿の願いならなんでも受け入れよう。」 そんな真摯な態度で答える伊織。一方のタケルは少しの思案の後、 ───少し、少し恥ずかしそうに頬を染めて。 「そ……そうか、ならば……………ならばもう一度…………此度のような事を……してくれれば、許してやろうか……などと……………………」 「……………………………は?」 消え入りそうな声と、困惑の声。 罪を犯した償いに、もう一度罪を犯せと曰う被害者の構図 正直タケルは、獣の様な彼に、ケダモノの様に襲われて、ツガイのように求められ、道具のように扱われながらも、ずっぷし奥まで愛されて、たっぷり中出しされながら、重みを感じ過ぎる密着感と、気を失うほどの暴力的な苦痛と快楽に押し潰される、そんなドマゾ子作り圧迫交尾をひどく気に入ってしまったご様子で…… 「あ……!いや、別に馬の姿でなくとも良い!……ただ………ただ抱く時は……その……こ、壊れるくらい……抱きしめて欲しいと……言うか…………」 恥ずかしそうに頬に手を当てるタケルと、宇宙猫な面持ちの伊織。 そうしてマゾ英霊・ケダモノ交尾ボテ腹孕ませックス希望のタケルは、今後も定期的に馬姦プレスを御所望し、 そうで無くとも普段の夜の褥でも、圧迫羽交い締めックスや、酸欠首締めックスを希望し、彼からのお仕置きエッチな圧迫祭りにドハマりしていくのであった。 Grand Press Carnival   終わり