俺もオブおじと幼少期を過ごした結果、性癖をバッキバキに歪まされて牛獣人にデカマラご奉仕することでしかイケなくなる呪いをかけられたいブヒ! 孤児院の夏はいつも特別だった。古びた木造の建物は昼間になるとまるで蒸し窯のようで、子どもたちは汗だくで外に飛び出した。雑草がところどころに生えた土の地面と、大きなケヤキの木が1本だけ生えた簡素な庭。焼け付くような足の裏で向かったのは、庭に置かれたビニールプール。青と白のストライプ柄のプールは、けっして大きくはないけれど、子どもたちにとっては小さな楽園だった。水しぶきを上げながら笑い合い、暑さを忘れる瞬間。それが、僕にとっての夏の記憶だ。 その日も、朝から太陽が容赦なく照りつけていた。ケヤキの木陰にビニールプールが設置され、ホースから勢いよく水が注がれていた。子供たちは思い思いに着替え、キャッキャと騒ぎながらプールに飛び込んでいる。僕もその一人だった。まだ10歳にも満たないひょろっとした体に、色褪せた青い水着を履いてプールサイドに立っていたのを憶えている。 「よお「」! ぼーっとしてねぇで、早く入れ!」 声の主は、僕らの『兄貴分』であるオブシディウスだった。オブ兄は牛獣人だ。孤児院には人間だけでなく、さまざまな宇宙人も暮らしていたが、オブ兄はその中でもひときわ目立つ存在だった。背が高く、肩幅が広く、筋肉がしっかりとついた体は、子どもたちの憧れる大人だった。毛むくじゃらの腕や胸には、汗が光っていて、まるで戦士のようだった。彼の角は大きく尖り、赤く煌めきながら前へ突き出され、その目はさらに向こうへと挑むように輝いて、牛獣人の強い意志を感じさせる。オブ兄は17歳で、孤児院の中では最年長に近い。自然とリーダー格になり、僕たちをまとめていた。喧嘩が起これば仲裁し、怖い話をすればみんなを怯えさせ、時には院長に隠れて夜の庭に連れ出して星を見せてくれた。宇宙を相手に、故郷のない僕たちが見るには眩しすぎる夢を臆面もなく語る。そんなオブ兄を、僕は心から尊敬していた。いや、尊敬という言葉じゃ足りない。憧れだった。オブ兄の背中に、強さに、ひたむきさに、僕はいつかああなりたいと思っていた。 「ほら、飛び込めよ「」! ビビってんのか?」 オブ兄が笑いながら水をかけてくる。冷たい水が顔に当たり、思わず目を閉じた。 「ビビってねえよ!」と叫び返し、僕は勢いよくプールに飛び込んだ。水は温かくなっていて、夏の熱気を少しだけ和らげてくれた。プールの中で、子どもたちが水鉄砲で遊び、浮き輪に乗ってはしゃいでいた。オブ兄はプールの端に腰かけ、武張った足を水に浸しながら、僕たちを眺めていた。その姿は、想像上の父親のようだった。子供を守り、道を示し、不器用に愛を伝えるヒーロー。汗で濡れた黒い毛並みが陽光に輝き、筋肉の動きが水着越しに見えるたびに、僕の胸は跳ねた。あんな姿になれたら、どんなにいいだろう。 そのとき、事件が起きた。オブ兄が立ち上がってプールに入ろうとした瞬間、ビリッという音が響いた。子供たちの笑い声が一瞬止まり、みんなの視線がオブ兄に集まる。彼の水着、黒の古びたトランクスが、お尻の部分から大きく裂けていた。縫い目がほつれ、勢いよく破れたのだ。もはやそれは下着とも呼べず、真っ二つに裂けて、牛獣人の股間を飾り立てる布切れとなり果てていた。下着の中でたくましく息づくオブ兄のちんちんと、毛深い陰毛があらわになり、子供たちの目が丸くなる。 「うおっ、なんだこれ!」オブ兄は慌てて水着を押さえ、プールにドボンと飛び込んだ。水しぶきが上がり、子どもたちがそれまで以上に大きく笑い始めた。僕も笑ったけど、心臓がバクバクしていた。オブ兄の体が、いつもより近く、いつもより生々しく見えた瞬間だった。あの裂けた水着の隙間から見えた大人顔負けのそれ。汗と水で濡れた毛並みからにょっきりと突き出され、雫を垂らしながら揺れたオブ兄の男性器。大きさも、形状も、僕のちんちんとは根本的に違う、成熟した雄の象徴。それは、子供の僕には理解しきれない、でも強烈に心を焦がす光景だった。 「ハハ、まいったな! そろそろサイズもキツくなってたからな!…まぁいいかぁ!」 オブ兄は笑いながらプールから上がり、おもむろに水着を脱いで雄獣人の全裸を晒した。幼年組は裸でプールに入っていたし、プール遊びが終われば、全員仲良く風呂に叩き込まれるのだ。見慣れているはずの裸だけれど、何故だか僕はオブ兄から目が離せなくなってしまった。子どもたちの嬌声と、ホースから飛び出した水滴が、プールに虹をかける。黒牛獣人の肢体が躍動する。あの破れた水着の瞬間が、僕の脳裏に焼きついていた。 その夜、孤児院の寮は静かだった。子どもたちは昼間の遊び疲れでぐっすり眠っていたけど、僕は眠れなかった。オブ兄のことで頭がいっぱいだったからだ。あのたくましい体、汗と水で光る毛並み、裂けた水着から覗いたオブ兄の象徴。子どもの僕には、それが何を意味するのかわからなかった。ただ、胸がざわざわして、頭が熱くなるような感覚があった。 翌日、オブ兄は先生お下がりの水着を履いてプールに現れた。いつものように笑い、子どもたちをからかい、プールで豪快に遊んだ。でも、僕の目は昨日とは違っていた。オブ兄の動き一つ一つが、まるでスローモーションのように見えた。肩の筋肉が動くたび、腕の血管が浮き出るたび、僕の心は揺さぶられた。水着で覆われても隠しきれない生命力を秘めた膨らみ。ただの憧れじゃない。何かもっと深い、言葉にできない感情が、僕の中で芽生えていた。 「なにぼーっとしてんだよ「」?」 オブ兄が近づいてきて、僕の頭を軽く叩く。その手は大きく、温かかった。汗の匂いがほのかに漂い、僕は顔が熱くなるのを感じた。 「なんでもねえよ、バカオブ兄!」 と答えたけど、声が少し震えていた。オブ兄はバカとは何だと豪快に笑って、またプールに飛び込んだ。そのゴツゴツとした背中を追いかけながら、僕は思った。オブ兄のようになりたい。でも、それだけじゃない。オブ兄のそばにいたい。オブ兄のたくましさ、夢を語った未来、そのすべてに近づきたい。 それからの日々は、僕にとって特別なものになった。オブ兄はいつも通り、孤児院の子供たちをまとめ、笑わせ、時には叱った。僕の目はオブ兄の後を追い続けていた。彼が朝早くからアルバイトに向かう姿、汗だくのまま帰ってきて、シャツを脱いで水をかぶる姿、夜に皆の布団を寄せ合って、今日学んだ未知を話す姿。どれもが、僕の心に深く刻まれた。あのプールの事件以来、僕の中で何かが変わっていた。オブ兄を見るたびに、胸が締め付けられるような、熱い感覚が湧き上がった。それは、子供の純粋な崇拝と、もっと複雑な感情が混ざり合ったものだった。 ある日、オブ兄が僕を庭の隅に呼んだ。夕暮れ時で、ケヤキの木の影が長く伸びていた。 「「」お前、最近なんか変だぞ。どうかしたか?」 オブ兄はいつもの笑顔だったけれど、でも少しだけ心配そうな眼差しで僕を見やる。 「っと、どうもしねえよ!」 僕は慌てて答えたけど、心臓がいやにドキドキしていた。目の前にオブ兄がいる。最近顎髭が生えてきたオブ兄。青年から大人へと変わりゆく先達。吸い込んだ空気にオブ兄の匂いが混ざって視界が揺れる。急に股間がムズムズして、ズボンが窮屈に感じた。 「おっ!おいどうした!腹でも痛いのか!?」 前屈みになった僕を見て、オブ兄は慌てて駆け寄ると、僕の肩に手を置く。 「違う…ち、ちんちんが痛くなって」 咄嗟の嘘もつけないほど、僕はオブ兄に惹かれていた。テントを張る股間を目敏く見つけたオブ兄は、肩の力を抜くと、そっと僕を抱き寄せた。 「……気にしなくてもいいぜ、お前くらいの年齢になったら、皆が経験することだ」 少し悩んだようではあったけど、オブ兄はその先を教えてくれた。ぺろん、と僕のズボンがずり下ろされる。朝顔の蕾のように、先端まですっぽりと皮をかぶった僕のちんちんが夏の空気に晒された。芯の入ったちんちんに、オブ兄の太い指が触れる。 「いっちょ前に勃起してやがるな」 豪快さとはかけ離れた繊細な指使い。 「あっ!」 「我慢しなくていいぜ、しっこが出そうになったら俺が受け止めてやる」 少し皮を剥いては戻す。ちんちんの皮を剥いて洗うことは教わっていたから、痛くはなかったけれど、ムズムズは余計に酷くなり、内側から破裂しそうだった。 僕のちんちんを弄りながら、オブ兄は真面目くさった顔で続けた。曰く、子どもが作れる歳になると、ちんちんが固くなって、白いおしっこが出るようになる。ちんちんが固くなるのが『勃起』で『射精』は、金玉で作られた『精子』をたくさん含む白いおしっこがちんちんから出ること。この精子が女の人の『卵子』と出会うと、赤ん坊ができる可能性がある。大人になって、愛し合う二人が赤ん坊を望むときに、この仕組みが役立つんだぜ。 だけどそんなことを聞く余裕はこの時の僕にはなかった。 「駄目っ!止めて!やめてよオブ兄!」 ちんちんがたまらなくくすぐったい。腰の奥から痺れるようなエネルギーがぐるぐる渦巻いていた。ずっとこうされていたいのに、何か大事なものが出ていってしまいそうで、力がはいらなくて、分からなくて、怖い! 「大丈夫だ。俺に任せとけ」 オブ兄の低い声。手は止めてくれない。 「あっ…!あッーー!?ぁーーーーッッ!?」 頭に白いモヤがかかる。目の前がバチバチと爆ぜる。 「オブ兄ッ!オブにぃっ!!」 たまらなくなって叫ぶ僕を、オブ兄は後ろからギュッと抱きしめた。オブ兄に包まれているのに、もう体を硬くして、歯を食いしばることしかできない。 ものすごい勢いでちんちんの奥から何かが昇ってくる。痺れるようなくすぐったさが限界を超えて突き抜けたと同時に、金玉の裏からしゃくりあげるような振動が全身を襲った。 ビクッビクンッ!!! ぴっ!ぴゅっ! 嬉しそうにしゃくりあげるちんちんの先端から、ネバネバしたおしっこが飛び出した。 「…は…はぁ……ふぅ」 全身から力が抜けていく。 「オブ兄…僕…も、漏らしちゃった…?」 血がのぼって耳まで熱くなる。オブ兄の顔が見れない。おねしょをした時よりも恥ずかしかった。 ただ、そんな僕の頭をぽんぽんと撫でて、おぶにいの声色はどこまでも優しかった。 「よくできたな」 硬く大きく勃起していた僕のちんちんは、いつの間にか萎んで元の大きさに戻っていた。オブ兄の指が、再び僕のちんちんに触れた。先端に付いたものを指で拭うと、なんだかヌルヌルとしている。 「これが、精液だ。ちょっと大人になったな」 目の前でオブ兄の指が擦り合わされ、広げた隙間に糸がかかる。半透明の納豆みたいだな、と思った。 「たまにこうして射精しないと、ムズムズが収まらないだろ。自分で射精することを、オナニーって言うんだぜ」 ふぅはぁと精通の余韻に浸る僕を抱きしめたまま、オブ兄の講義は繰り返された。 「……オブ兄も、オナニー、するの?」 ぽつりと呟いた僕の言葉に、雄牛の科白が止まる。ややあって、意を決したように、オブ兄は続けた。 「…まぁ、お前だけ、ってわけにいかねぇよな」 雄牛の体は熱く、どくどくと波打つ鼓動が聞こえる。見れば、僕の股間の下で、オブ兄のズボンも痛そうなくらいに腫れ上がっていた。 立ちあがったオブ兄は、腰を引きながらズボンもパンツも、シャツもまとめて脱ぎ去る。靴を残して、黒牛は全裸になった。お風呂で見るより、数段雄壮に思わされてしまうのは、黒黒とした陰毛から飛び出したちんちんが原因なんだろうか。僕との体格差を置いても規格外の巨根。股間に聳える肉竿は、丁度僕の口元へ狙いを定めたように揺れている。夏の匂いに濃い雄の匂いが混ざって、夕暮れの気温がまた上がるような気がした。 オブ兄の大きな手。それすら握っても余りある太棹。リンゴみたいに真っ赤に膨らんだ先端を片手で擦りながら、根元をゴシゴシと扱き上げる。そんなにしたら痛くないのかな。 精悍な眼差しはきつく閉じられ、苦しそうなのに、漏れ出る吐息は甘く、緩急をつけて揺れる玉袋が太腿にぺちぺちと音を立てた。張り詰めた先端はヌルヌルの粘液でコーティングされて、竿とともに律動していた。オブ兄も、ちんちんの奥であのぐるぐるが渦巻いているんだろうか。その証拠に、ちんちんの先端はトロトロと粘液をこぼしていた。両手を離したオブ兄は、ちんちんを尻目におっぱいを揉んでいる。おっぱいに付いた先端を指で弾き、くにくにと形を変える。小さいながら充血し、そそり立った乳首はオブ兄を自ら射精へと追い詰めていっている。はみ出た分厚い舌が、ネロリと口許をなぞった。その姿に僕はどうしようもなく胸が苦しくなって、その口許に吸い付きたくなった。 言葉にしなくても伝わる。これが、大人のオナニーなんだ。 一つが野球ボールより大きな金玉が魔法のように持ち上がっていく。一時も目が離せない雄牛獣人のオナニーショーは、いよいよクライマックスを迎えようとしていた。パックリと開いた先端が物欲しげに揺れる。ラストは長大なストロークで肉竿を扱き上げ、これでもかと乳首をひねり潰した。脚を広げて仁王立ちする雄牛の全身が震え、顎を上げた喉仏が艶めかしく上下した。 あんなに強くて格好良いオブ兄が、こんなに無防備な姿を見せてくれる。胸から溢れそうな何かに誘われて、僕はオブ兄のチンポに唇を寄せた。 「!?おっおい!離れッ…ヤベぇ止まんねえぞ!!!ン゛ッモオオォ!!!!!!!」 雄叫びとともにオブ兄が打ち上げた精液は、僕のとは全く違った。もっと真っ白で、ゼリーみたいにドロドロのネバネバで、これが女の人に入ったら、3日後には赤ちゃんが産まれちゃうんじゃないか、そんなふうに思えるくらい、濃厚で、オブ兄の生命を込めたスープ。頭を越えて顔中に降り注いでも、あとから鈴口から溢れてくる精液を夢中で飲み込んだ。熱くて喉に引っかかる塊を嚥下しながら、僕は人生で2度目の精を放っていた。 大ケヤキの下までホースが伸びていて良かった。こびりついた精を洗い流し、泥だらけの体を寮監に怒られれば済む程度にびしょ濡れにすれば良かったから。 「「」さ、強くなりたいって言ってたよな。だったら、もっと動いた方が良いぜ。プールで泳ぐだけじゃなく、俺みたいに体を鍛えろよ!」 そう言って、オブ兄は自分の腕を曲げ、筋肉を見せつけた。夕日に照らされたその腕は、まるで黒鋼のようだった。 「う、うん、わかった! 俺もオブ兄みたいになる!」僕は必死で答えたけど、頭の中は真っ白だった。オブ兄の体、その力強さは、僕にとってただの目標じゃなかった。それは、僕の心を揺さぶる何かだった。 次の春が来ても、僕の心の中のオブ兄は消えなかった。孤児院を出たオブ兄は、大きな街で勉強してくると言って旅立った。僕はその背中を見送りながら、胸が締め付けられる思いだった。あの夏、僕に見せてくれたオブ兄の姿は、心に深く刻まれて抜けない楔となっていた。 吹き付けられた吐息、悩ましげに眉を寄せた双眸、鉄のように硬く、熱く張り詰めたオブ兄の肉砲。宙に放たれた生命の源は、雄としての格の違いを見せつけ、僕の頭を塗り変えてしまったようだった。 それから何年も経ち、僕も孤児院を出て、自分の道を歩き始めた。でも、あの夏の記憶は、僕の心の奥底に残り続けた。ヒーローの背中を追いかけるように、僕は体を鍛え、強くなろうとした。でも、心のどこかで、あの木陰での一瞬が、僕の何かを決定的に変えたことを感じていた。それは性癖という言葉で片付けるにはあまりにも純粋で、複雑な感情だった。オブ兄への憧れは、僕の人生を形作る一部となり、僕を強く、でも少しだけ歪んだ道へと導いた。あぁ、今日の牛獣人はどんなチンポをしているんだろう。鍛えただけの人間なんてものともしない、圧倒的な雄の本能で僕を抱き潰してくれるだろうか。射精欲のままに、意識のない僕をオナホとして腰を振り続ける黒牛獣人。ぼんやりとした視界の中、吐息と玉の汗が降ってきて、夕暮れに照らされた紅い瞳が僕を心配そうに覗き込む。その顔とは裏腹に、種付けの期待に震える巨根は僕のなかで硬度を増すんだ。夏の湿気と土の匂い。あの日出来なかった行為。脳を蕩けさせた二匹が、ありもしない未来のために子作りに励む姿は、滑稽でありながらも、追いかけ続けずにいられない夢となった。 あの夏の思い出のような、熱い奔流が膣奥に叩きつけられるのを想像して、僕はコクリと喉を鳴らすのだった。 (性癖)終わり