設定 ・作中年代  決めてない。第一回で東京タワーが建造中と書いていたのでおそらく鉄人原作が連載開始した1956年(昭和31年)前後を想定してはいる。 ・神浜市  いわずとしれたマギアレコードの舞台の大都市。明治末~大正時代頃から造船などの重工業で勃興した東は大戦中に爆撃の主な標的となり瓦礫の山と化し、主に西側にのみ古い建造物が残るようになった。戦後十年を経た現在でも東には多くのバラックが立ち並ぶバラック街が広がっており、団地の建設も含めた再開発計画が持ち上がっている。  ……といったような舞台設定だった。ほとんど描写できなかった。 ・みかづき荘  みかづき荘がいつ頃建てられたという情報が原作であったのかどうかわからなかった。モデルの雑司が谷旧宣教師館(旧マッケーレブ邸)は明治40年の建築らしい。とりあえず外観から明治~大正の建築だと考えることにした。  当時の生活について書かれた本とアニメ公式ガイドブックの間取りを突き合わせて三日ほど悩んだ結果「ガス・電気・水道は通っている。新三種の神器は無し。流しは金属ではなく合成石。風呂は無い。二階の便所無し」ということにしておいた。  全く使わなかった。  関係無いけどアニメのみかづき荘の間取りをよく見たら風呂が中央にあった。基礎腐ってない?大丈夫? ・S国  原作だと鉄人のライバルといえばS国みたいなイメージが薄ら存在するので出した頭文字がSの大国。かつて鉄人の技術を狙い何度も工作員を送り込んできた。鉄人を盗んで研究したり背中にロケットを付けてパワーアップさせたりしたこともある。神浜市に送り込んだ部隊のコードネームは「午前0時のフォークロア」で隊長の名はサーシャ(本名かどうかは不明)最終破壊兵器エンブリオ・イブを開発するために再び鉄人を奪取して研究しようとしており、ういを人質に取り灯花とねむをイブ開発計画に従事させていた。尻に手榴弾を入れられ酷いことになった。 ・鉄人28号  いろはが操縦する大型・戦闘用のロボット。設定は大体原作(金田博士の設定が出る前)準拠。つまり旧日本軍が開発しようとして失敗するも、十年後に白覆面の男が乗鞍岳の秘密研究所で完成させるがいろいろあって暴走。大怪獣ばりに暴れまわったり争奪戦が起きたりまたしてもいろいろあった。ロケットがついているのでS国に奪取されて取り返した後だと思われる。なぜいろはが操縦しているのかはあえて考えていない。  原作寄りの設定なので大きさは不定だが人間以上~家屋以下のイメージ。   ・没ネタ 1.みふゆ  ストレスが限界に達したみふゆ。真昼間から赤提灯に入りバクダン(密造酒)をがぶ飲み。それを発見したやちよも説得に時間がかかると判断し一本注文する…という展開。未成年飲酒禁止法あったとはいえ人々の意識が現在よりずっと緩々だからね。的な展開を考えていたが本編前に東京行きの汽車に飛び乗りすべてをおじゃんにされた。 2.フェリシア  金髪孤児ということでお前の母親は……的な展開が思い浮かんだがやめておいた。それでよかったと思う。 3.和泉十七夜  いわずとしれた東の顔役。大東区のバラック街に住んでいる。再開発計画が持ち上がる中、この街の未来を信じたい心、この街の未来を憂う心のどちらもコントロールできる。できないかも?的な感じで考えていたが出てこなかった。そもそも東に行かなかった。 4.敷島博士  戦争中、鉄人開発計画に従事していた博士。要するにメカニック枠。ゲッターロボとは無関係。アリナ辺りに鉄人を奪わせて代替戦力としてブラックオックスか鉄人27号を持ってくる形で出そうと思っていた。そんなことにはならなかったしみふゆの東京での選択肢に敷島重工を入れておいても引かなかったので出番は無し。まあ鉄人が存在するならこの人も存在してるはず。 5.鉄人28号FX  世界線によっては数十年後に開発される鉄人28号の後継機。灯花がうい用に作るとかそんな感じで最終決戦に出そうと思っていたけどブラックオックスを引いたので没になった。第2部(あるのか?)では鉄人28号FXを操縦するういが主人公だったりするかもしれない。 6.ロビー  色々考えてたけど途中で存在が消えた人工知能搭載型ロボット。グレイタイプ宇宙人とトライポッドを組み合わせたようなデザインがナイス。たぶんどこかで人類殲滅用のロボット軍団を製造しているので本編後に鉄人とブラックオックスを擁する魔法少女達との決戦が行われると思われる。もしかしたらチョビ髭と関係があって第2部は“皇帝の紋章”を奪い合うことになるのかもしれない。長谷川先生の「鉄人28号 皇帝の紋章」は名作だから皆読んで。