「メリジャナさんとステイヤーのレースについて」 ① お疲れ様です、ヘロドさん。 そしてお疲れさまでした、メリジャナさん。 メジロマックイーンさんやライスシャワーさんがステイヤーと活躍された時代に、 両雄と肩を並べ、存在感を示したのは本当にすごいですね! 咽喉鳴り症の発症もありましたが、ブランクからの復帰戦に勝利してからの、天皇賞秋での勝利もドラマチックでした! ……欲を言いますと、ライスシャワーさんの運命も変わって欲しかったですが…… こればかりは仕方ありませんよね…… ……ライスシャワーさんのラストランとなった宝塚記念は、出走経緯を含めてとても有名ですね。 G1勝利がステイヤー傾向に固まっていたライスシャワーさんは、 引退後の種牡馬としての評価を少しでも上げてあげたいという陣営の方々の判断を受け、 中距離G1である宝塚記念へと進みました。 結果はとても残念でしたけれど……陣営の方々のお気持ちを思うと非常に辛いですね…… 鞍上の的場騎手が、敬礼を持って見送る姿は……胸が痛くなります…… ② メリジャナさんのように距離を問わず、 複数のG1勝利を含む重賞勝利を成し遂げることは、とても稀有な才能ですよね。 様々な距離で競争実績をあげられるということは、それだけ競争に関する能力が高いということになりますから。 引退後のルートも考えますと、色々な思いが交錯するのもやむを得ないことだと思います。 現役時代だけではなく、その後の未来も考えないといけませんからね。 先に挙げたライスシャワーさんの種牡馬需要と併せて、 長距離レース「に」強い競争馬というだけではなく、 長距離レース「にも」強い競争馬が求められていたというのは間違いないと思います。 ステイヤーの定義というものも調べてみると中々興味深かったので、 少々ステイヤーに関して描かせていただきたいと思います。 ③ まず、「ステイヤー」とは長距離レースに秀でた才能を持った競走馬を指します。 その適正距離は2400m以上のレースになりますね。 この線引きも3000m以上を指す場合もあったようですが、2400m以上は長距離レースと考えてよいのではないでしょうか。 現在の日本の重賞に限定してレースの区分を見てみますと…… 2400m以上の距離を走る重賞は、そこまで多いとは言えません。 G1だけに限定しても、2400m以上のレースは 「天皇賞(春)」・「菊花賞」・「有馬記念」のみとなっております。 一般にクラシックディスタンスと呼ばれるのが2400m…… 最大のレースである「ダービー」に照準を合わせたものとなっております。 牝馬の場合のクラシックは、「オークス」が最長になりますね。 ですが、長距離レース……「ステイヤー」だからこそ垣間見えるレースの魅力も存在します。 ④ 一般的に長距離レースに求められるものとなるのは、 競走馬の持つスタミナ、そして精神力となります。 長距離ということは当然ですが、走る時間が長くなります。 その走りに集中する精神力は決して軽んじることはできません。 無尽蔵にスタミナがあるわけではなく、どのように全力を出しきりゴールするか。 長距離レースだからこその見どころでもありますね。 また、長距離レースは騎手の力量が問われるレースだとも言われております。 人馬一体というように、如何にレースの流れを掴み、どこで残った力を出し切るかを判断するのかが非常に重要になります。 二手・三手先に留まらず、さらに先を読んで挑まねば勝利には遠い…… そういった複雑な「読み」や「作戦」が無数に存在するのが長距離レースの醍醐味ではないでしょうか? ⑤ 以上、通りすがりの秋古馬三冠ウマ娘でした。 ずいぶんと久しぶりに投下させていただきました…… 読んでくださった方、ありがとうございます。 次回も楽しみにしておりますね。 時間はかかってしまうかもしれませんが、 少しずつ投下させていただけたらと思っております。 それでは、失礼します。 お疲れ様です、ヘロドさん。 ずいぶんご無沙汰してしまいましたが、通りすがりの秋古馬三冠ウマ娘です。 なんとか元気には過ごしておりましたが、中々時間が取れず…… メリジャナさんとステイヤーについて描かせていただきましたので、 投下させていただきます。 また一族ダイスが始まっておりますので、 久々に時代背景の解説などもしてみたいですね。 とはいえ、まだまだ描けていない方々も多いので…… 少しずつ進めさせていただけたらと思います。 それでは、失礼いたします。