[main]
プロローグ :
ここはUGNの◯市支部───の系列が運営している喫茶店。
夜はUGNの職員向けにバーを営んでいます。
[main]
プロローグ :
───だからって、未成年をこの時間に働かせるのはおかしくありませんか。
いくら懲罰労働だからって。一応ここ、日本国内でしょう。
[main]
プロローグ :
そうです。潜入任務中にいろいろとやってしまった結果働いています。
私個人としては正しい判断をしたつもりだったのですが。
[main]
プロローグ :
それにここ、なにかヘンじゃありませんか。
どうもUGNの職員じゃなさそうな方まで来店するのですが。
[main]
プロローグ :
………まあいいです。
というわけで、私はカクテルグラスを磨きつつ閑古鳥に餌をやっているのでした。
[main]
武藤享司 :
からんからんと音を立てて入店する
「えーと。今ってやってる?」随分静かだな、と訝しむように
[main]
鮎川 瑞 :
「いらっしゃいませ」
出迎える店員は若く、ちょっと若すぎて、後仏頂面だった。
[main] 鮎川 瑞 : ついでにちっちゃかった。150切ってた。
[main] 武藤享司 : 「おや意外。こういうとこって未成年労働とかOKなんだっけ?……あ、でもこう見えて成人ってセンもあるのか。そういう感じ?」思考が口から全部出ているのか、というくらい喋りながら
[main]
鮎川 瑞 :
「まったくです。いくら私たちが一般的な法律の適用外とはいえUGNの方に意見書を提出してくださると幸いです」
表情を変えないまま憤懣やる方ないことを客にぶちまける。もうこの時間は一般人にはこの店は“見つけられない”ようになっているのでお構いなしだ。
[main] 鮎川 瑞 : ……そのはずなんだけどな。先週も一般人入ってきたな。どうなってるんだ。
[main] 鮎川 瑞 : 「それで、何をお飲みになりますか」
[main]
武藤享司 :
「まあまあ、そうも言わないで。俺も元はそっちでやってた身だから不満がないとは言わないけどさぁ」
「梅酒かなんか貰っていいかな。甘めのが好きでね」
[main] 武藤享司 : 「正直コーヒーのが好きなんだけどね。どっちかっていうと昼でしょ、出るの」
[main]
鮎川 瑞 :
「かしこまりました。当店で漬けているオリジナルの梅酒がございましてそれがおすすめです」
ご注文を預かったのでぺこりと一礼。続く言葉に小首を傾げた。
「コーヒーがよろしければお出しできますが。それともアイリッシュコーヒーになさいますか」
[main] 武藤享司 : 「あ、いけるんだ。どうしよっかな……」ちょっと悩み
[main]
武藤享司 :
「うーん。そうだな、やっぱコーヒーにさせてもらおう。普通のでいいよ」
「お酒ならお酒、コーヒーならコーヒーで飲みたいし」
[main]
鮎川 瑞 :
「かしこまりました」
そう言って豆を挽き始める。サイフォンにも水を注いで温め始めた。
[main] 武藤享司 : 「言ったそばから前言翻しちゃってごめんねえ。……意外とちゃんとしてるんだ」その様子を興味深そうに
[main] 鮎川 瑞 : 「与えられた任務ですから。任務は遂行してみせます。どんな内容であろうと」
[main] 武藤享司 : 「よっこいせ」と言いながら座り、横に抱えてた袋を開ける
[main]
鮎川 瑞 :
「………………」
袋の中身を見てやや閉口。持ち込みかよ。
[main] 武藤享司 : 「店員さんも食べる?」
[main] 鮎川 瑞 : 「………いえ。仕事中ですので」
[main]
鮎川 瑞 :
「………お客様はイリーガルの方でしょうか」
サイフォンでコーヒーを抽出しながら、表情筋が全く動かない愛想ゼロで話しかける。日中の業務よりも口数はやや多い。もうオーヴァードしか訪れないからね。
[main]
武藤享司 :
「そう?そりゃ残念」
「見舞い用に買ったやつなんだけどどうもね。買い過ぎたみたいで」
[main]
武藤享司 :
「一応そんな感じ。UGNからの依頼も受ける、くらいの立ち位置かな」
「少なくともFHからのは受けたことないね」
[main] 甘楽 長月 : キィとドアが小さく音を立てて開く「お、重い……」
[main] 武藤享司 : 「おや新手だね。いらっしゃい」軽く手を振って
[main]
鮎川 瑞 :
「まあ、表立ってFHから依頼を受けるようなイリーガルはUGNも……」
と会話しつつ、コーヒーを慎重にカップへ注いでいたときだった。ドアが開いた。
[main] 鮎川 瑞 : 「いらっしゃいませ」
[main] 甘楽 長月 : 「あ、お客。よかった……やってるみたいね」身を滑りこませてそのまま椅子に座る
[main]
武藤享司 :
「こっちで買う軽食は何にしよっかな。店員さん的にこの時間のおすすめとかある?」
「よかったね、今の時間もお酒だけじゃないお店だってここ」
[main]
鮎川 瑞 :
「……………」
ちょっと客を観察する。どう見ても15より下。深夜営業だぞ、今。
[main]
鮎川 瑞 :
そう思いつつ、先の注文を片付けた。
「ブレンドコーヒーです。お召し上がりください」
[main] 鮎川 瑞 : 砂糖とミルクと一緒にカップを丁重に差し出した。
[main] 武藤享司 : 「はいはい、ありがと。中々いい香りだねえ。手際もよかったしもうこっちやって長いのかな」
[main] 鮎川 瑞 : 「夜の部ではあまり大掛かりな調理はしていませんので……軽食というとサンドイッチ程度でよろしければ」
[main] 甘楽 長月 : 「うんと苦い、飲み物はある?」
[main]
鮎川 瑞 :
「…………」
無表情ながら苦い顔をした。無表情なのに矛盾してる?そうだね。
[main] 真田 兼定 : てぽてぽと少年が入室する
[main] 武藤享司 : 「そりゃ最高だね。貰おうか、ハムとレタス辺りが嬉しいかな」ちょっと笑みを浮かべつつ
[main] 鮎川 瑞 : 「遺憾ながら………懲罰でここでの労働を申し付けられて、長く……」
[main] 武藤享司 : 「あー……まあいいじゃん、その分安全でいられるってことなんだからさ。プラス思考プラス思考」
[main]
鮎川 瑞 :
「苦い、ですか」
視線は自然と卓上へ今出したばかりのコーヒーに向いた。
「コーヒーでよろしければ」
[main] 甘楽 長月 : 「じゃ、それ。アイスコーヒーにして」
[main]
鮎川 瑞 :
さすがにこの年齢(※推定)の少女にアブサンを出すわけにはいくまい。
苦いけど。リキュールだし。
[main] 真田 兼定 : 「賑わってるのです?サンドイッチとココアほしいのです」
[main]
武藤享司 :
「アッツ」隣で無策でホットコーヒーを飲もうとした男が声を上げた
店員さんに責はない
[main]
鮎川 瑞 :
「かしこまりました」
そう言って豆を再び挽き始める。あとまた客が入ってくる音がした。続くな。
[main] 甘楽 長月 : 隣に座った深紅の少年をちらりと見て「繁盛してるみたいね」
[main]
鮎川 瑞 :
「…………おや」
いつだったか。昼の部の営業にやってきたことがある人物だった。
あと未成年だった。深夜営業だぞ今。
[main] 武藤享司 : 「随分若いお客が多いねぇ。意外と未成年向けのお店だったりする?お子さまバー的な」
[main] 鮎川 瑞 : 「本来UGNの職員向けの……この時間は大人の方しかいらっしゃらないはずなのですが」
[main] 甘楽 長月 : 「あら、失礼ね。見かけで判断するものではないわよ?」
[main] 鮎川 瑞 : 「サンドイッチとココアですね。かしこまりました」
[main] 真田 兼定 : 「お仕事帰りなのです」
[main]
鮎川 瑞 :
「………失礼しました、お客様」
まあ、そういうこともある。オーヴァードは見た目の年齢と実際年齢が一致しないのはそこそこあることだ。挽いたコーヒー豆をサイフォンで抽出しながら一礼して謝罪した。
[main]
鮎川 瑞 :
「───。ああ、なるほど」
オーヴァードとしての。UGNの関係者としての。少し納得。
[main]
武藤享司 :
「ははぁ、そりゃ失礼致しました。つっても現状見かけ以外からの推測も出来ませんもので」
「突っ込んだ事情聴きたいって訳でもないけどね~」ひらひら手を振って
[main] 甘楽 長月 : 「構わないわ。見立ては間違ってないもの」
[main] 武藤享司 : 「って合ってんのかい」ズルっと
[main] 甘楽 長月 : 「ふふ、からかいたくなっちゃった」
[main]
鮎川 瑞 :
お客様の間で話が弾みだしたので作業に集中する。
グラスに満載の氷の中へ抽出したばかりのコーヒーを流し込む。手早く冷やした。
[main] 武藤享司 : 「まあいいけどね。あんま初対面の人にそういうことしない方がいいよ?お兄さんが怖い人だったらどうなってたことやら」
[main]
鮎川 瑞 :
シロップと。あとミルクと。
「おまたせしました。アイスコーヒーです」
そう言ってうやうやしく白い少女の前へ品を提供した。
[main] 武藤享司 : コーヒーをフーフーしながら飲んでる
[main]
鮎川 瑞 :
次はサンドイッチか。いっぺんにきたほうが助かる。
ココアは時間がかかるんだよな。練らなきゃいけなくて。
[main] 甘楽 長月 : 「ありがとう」すぐにはコーヒーに手を付けず「大丈夫よ、そういうことを言う人は、そんなに危険じゃないもの。本当にいけずな人は何も言ってくれないわ?」
[main]
武藤享司 :
「……素直にミルクは入れた方がいいね」まだちょっと熱かった
「それも道理だねえ。その通り、そんなに危険じゃないお兄さんなのでどうぞよろしく」
[main]
鮎川 瑞 :
トーストを焼いている間に具材の用意を始めた。
ベーコン焼いて。レタスとトマトを冷蔵庫から出して。あとマスタード。
[main] 真田 兼定 : 「怖い大人や嘘つきは優しい顔をしてるのです」
[main] 甘楽 長月 : こくりと、一口コーヒーを含む「あんまり、苦くないわね」
[main] 武藤享司 : 「……今俺間接的に顔怖いって言われた?ちょっとショック」
[main]
鮎川 瑞 :
まだ時間があるのでココアの粉をミルクで伸ばして練り始める。
そうこうしているうちにトースターがチンと小気味良い音を立てた。はい次の仕事。
[main] 武藤享司 : 「マジで?お嬢さん中々いける口だね」ミルクも砂糖も添えてあった分は入れ切ったあまあまコーヒー飲みながら
[main]
鮎川 瑞 :
べたべたとマスタードを塗り、具材をどんがどんがと挟んでいく。
すぐには出さず少し押さえてなじませる。はいココアの作業再開。……練るのめんどくさ……。
[main]
鮎川 瑞 :
「おまたせしました。サンドイッチです」
先に注文していた顔色の悪い方へサンドイッチ───BLTの皿を差し出す。
[main] 真田 兼定 : 「苦いの平気なのです?大人なのです」
[main]
鮎川 瑞 :
続いて、よく練ったココアへ温めたミルクを注いで完成させる。
「おまたせしました。サンドイッチとココアです。ごゆっくりどうぞ」
[main] 武藤享司 : 「オッケー、ありがと。やっぱ手際いいねえ、向いてるよ」
[main] 甘楽 長月 : 「んー?そんなのじゃないわ。ちょっと、味覚がダメなの」
[main] 武藤享司 : 「ああ……そりゃご愁傷さまだ。でもあんま強い刺激ばっか求めすぎるのも悪化するからよくないぜ?」
[main] 武藤享司 : サンドイッチかじり
[main] 真田 兼定 : 「なのです?」ポニテがクエスチョンマークを作る
[main] 甘楽 長月 : 「そう?でも、ずるいじゃない?」
[main]
鮎川 瑞 :
「…………。ありがとうございます」
(やっぱり表情筋は動かないが)渋い顔をした。
こんなことばかり褒められてもね。現場で仕事したいんだけど。
[main] 武藤享司 : 「ズルい?」眉を歪めて訝しむ
[main] 弘明 蒔 : カランカラン、とドアを鳴らし開ける
[main] 甘楽 長月 : 「ずるいわ。皆は食事を楽しんでるのに、私だけ楽しめないじゃない」
[main] 鮎川 瑞 : 「いらっしゃいませ」
[main] 鮎川 瑞 : にこりとも笑わない、極めて愛想の悪い店員が来客を出迎えた。
[main] 弘明 蒔 : 「おや…すみません、席空いてますか」申し訳なさそうに店員さんに
[main]
鮎川 瑞 :
「そちらへどうぞ」
まだ席は空いていた。もとより日中は喫茶店なのでそこそこの広さがある。
[main]
武藤享司 :
「まあねぇ。けど、味覚だけで楽しむのが食事って訳じゃないと思うけどね」
「例えばコーヒーなんかは風味を楽しむのに嗅覚による部分も大きい訳だしさ。あとは食感とかも結構大きいと思うし」
[main] 弘明 蒔 : 「すみませんね…ここですね、ええ」拝み手で誘導された席に座る
[main] 武藤享司 : 「お、大人の人も来てる。よかった、若い子ばっかでちょっと肩身狭くてね」
[main]
鮎川 瑞 :
「おしぼりをどうぞ」
むっつりとした表情ながら丁寧な所作で差し出した。
「何をお召し上がりになりますか」
[main] 甘楽 長月 : 「風味ねえ」言われて、嗅いでみる「よく分からないわ」
[main] 弘明 蒔 : 座って右側を見ると若い人ばかりで少し驚く
[main] 鮎川 瑞 : 黙っているが内心その驚きに頷いた。こんな時間なのに未成年ばっかりで困っちゃいますよね。私もですけど。
[main] 弘明 蒔 : 「はは、確かにお若い方ばかりだ。なにか作戦の打ち上げですかね?」
[main]
武藤享司 :
「嗅覚もあんまりかぁ。まあコーヒーなんかは結構味分かるようになるまで長いからねえ」
「俺なんか20超えても結構苦手だったりしたし。今は結構好きだけどね」
[main] 弘明 蒔 : 出されたおしぼりで顔を拭きながら「ええとじゃあ、コークハイお願いできますか」
[main] 真田 兼定 : 「食感はどうなのです?店員さんポップコーンほしいのです!」と注文
[main] 甘楽 長月 : 「さあ、私は、初めて見る人ばっかりね」
[main] 甘楽 長月 : 「そこの、店員さん含めて」
[main] 武藤享司 : 「いや?俺とこっちの子は別々の仕事の帰りで……こっちの子は知らないけど」真田さん、甘楽さんの順
[main]
御野 智希 :
「失礼しまーす…と。繁盛してるなあ…」
からんからんと鳴らし、入ってくる
[main] 武藤享司 : 「おっとまた新顔だ。……4対2でこっちの劣勢だ、どうしようね」弘明さんへ
[main]
鮎川 瑞 :
「かしこまりました」
馬鹿にしたもんじゃない。コークハイだって立派なカクテルだ。ウィスキーを取り出して分量をきっちり図って氷を詰めたグラスへ。コカ・コーラを注ぐ。コカ・コーラだぞ。これはレシピブックにもそう記されている。
[main] 弘明 蒔 : 「それじゃたまたまですか。…チルドレンなら深夜就業もやらせないほうがいいんでしょうが…人手不足の悲しさですか」
[main] 御野 智希 : 「いやあさっきまでセル潰してまして。ご飯食べそびれちゃったんです」
[main]
鮎川 瑞 :
そっと炭酸が抜けないようにグラスへコーラを注ぎ、カットライムを……おっと。
「いらっしゃいませ」
[main] 武藤享司 : 「昔先輩が愚痴ってたねぇ。俺は幸い懲罰喰らうこともなかったけど」
[main] 弘明 蒔 : 「むしろこう考えましょう、私たちも若返った気分でこの場を楽しめると…ええと…お名前なんでしたっけ」武藤さんに
[main] 鮎川 瑞 : 「おまたせしました。コークハイです。ごゆっくり」
[main]
武藤享司 :
「若返るにはまだ早いと思いたいなぁ……」
「ああ、武藤です。武藤享司。そちらは?」
[main]
鮎川 瑞 :
「………お好きなお席へどうぞ」
腹が減っていると。ということは。またサンドイッチか。
[main]
御野 智希 :
「ありがとうございます」
なんとなく同年代の方へ
[main] 弘明 蒔 : 「私は弘明 蒔です。ラボの所属なのに仕事で現場で駆り出されてしまって…気付いたらこんな時間でして。飲まなきゃやってられませんよ」
[main] 武藤享司 : 「そりゃまたご愁傷さまだ。畑違いの仕事ってのはどうしたって時間ばっかりかかるもんですからねえ」
[main] 真田 兼定 : 「皆お仕事なのです?」
[main] 甘楽 長月 : 「そうでもなければこんな時間に来ないわ」
[main] 武藤享司 : 「俺もそんな感じ。……そっちの少年ほどは物騒なことじゃあないけどね」御野君の発言を受けて
[main] 弘明 蒔 : 「ええほんと…武藤さんは現場畑ですかね?」あ、店員さんありがとうございます、と言いながらコークハイに口を付ける
[main] 御野 智希 : 「後輩のために噂の"リヴァイアサンのチケット"が欲しくて頑張ってます」
[main] 弘明 蒔 : 「こんな若い子もこんな時間まで仕事だなんて。ええ、みなさんも大変でしょう…」
[main]
武藤享司 :
「基本的にはボディガードなんぞを。フロントの1個ですね」
「とはいえUGNの仕事受けるとだいたいそっちじゃなくて悪党追っかけて切った張ったの方がメインになっちゃうもんで」
[main] 甘楽 長月 : 「リヴァイアサンのチケット?」
[main] 御野 智希 : 「なんでも功績をあげるともらえるリゾートのチケットがあるらしく…」
[main]
鮎川 瑞 :
「お客様。ご歓談中失礼しますが、何をお召し上がりになりますか」
白髪が印象的な青年の客に注文を尋ねる。まあ、白髪という点では自分もだが。
少し訓練に熱を上げすぎてしまった後遺症だ。
[main] 弘明 蒔 : 「リゾート…行きたいですねえ…仕事からの解放…」遠い目をしながらコークハイを呷る
[main] 真田 兼定 : 「高速で移動するレゲネイドビーイングの追跡と、捕獲なのです」
[main] 甘楽 長月 : 「へえ……皆は貰ったことはあるの?」他の人に聞いてみる
[main] 真田 兼定 : 「ないのです」
[main]
鮎川 瑞 :
「…………」
自分もない。あまり興味もないが。
[main]
武藤享司 :
「……お疲れ様です」かわうそ……と
「ないねぇ。俺そんな頑張ってないし」背もたれに首を預けてそっちを向きながら
[main]
御野 智希 :
>「お客様。ご歓談中失礼しますが、何をお召し上がりになりますか」
「あー…おすすめありますかね?」
[main] 弘明 蒔 : 「自慢じゃありませんが、貰えるほどの功績なんか上げたこともありませんよ」
[main]
鮎川 瑞 :
「ソフトドリンクからノンアルコールカクテルまで……さすがに未成年の方へアルコールはご提供できませんので」
未成年のUGNチルドレンをこの時間に働かせるこの店の最後の良心であろう。
[main] 鮎川 瑞 : 「好みをおっしゃっていただければそれに即したものをお出しできます」
[main] 御野 智希 : 「…では肉系のがっつりしたもの、お願いできますかね?」
[main]
鮎川 瑞 :
「………………。かしこまりました」
そう来たかー。
[main] 武藤享司 : 「若さだねえ」サンドイッチもぐ
[main] 鮎川 瑞 : 「お飲み物はいかがなさいますか」
[main] 甘楽 長月 : 「店員さん含めて、皆なし、と。案外ケチなのね”リヴァイアサン”」
[main] 御野 智希 : 「メロンソーダをお願いします」
[main] 武藤享司 : 「わざわざ上の人が外部に特別にお金配るなんてよっぽどだって。普通口座にポンではいおしまいでしょ」
[main]
鮎川 瑞 :
「かしこまりました」
それなら昼の部のストックがある。素早く片付けられそうだ。問題は、肉。
[main] 弘明 蒔 : 「そんなことも仰らなくとも…彼も私たちとは比べ物にならないくらい大変でしょうし」と甘楽さんに
[main] 御野 智希 : 「あれは…嘘…!?」
[main]
鮎川 瑞 :
なんかあったっけ。冷蔵庫を探る。なんかあったっけ。なんか……なんか……。
あった!!店長がこっそり入れていてきっと仕事終わりに食べるつもりだったであろう豚足!!
[main] 鮎川 瑞 : 容赦なくチンである。店長の犠牲は無駄にしない。
[main] 鮎川 瑞 : ざまあみろ店長。こんな無茶なシフトを組むからだ。
[main] 弘明 蒔 : 傾けたグラスが空になる「すいません、次の注文を…ええと…」
[main] 鮎川 瑞 : 「む。かしこまりました。何になさいますか」
[main] 弘明 蒔 : 「あー…」バックバーの品ぞろえを今になって眺める
[main]
鮎川 瑞 :
「………」
豚足のチンが終わるのを待ちながら客の視線を伺う。後ろのボトルか。だいたいのメジャーどころは揃っているはず。
[main] 弘明 蒔 : 「…それじゃあオールドパーを。ロックでお願いします」
[main]
武藤享司 :
「あ、俺もなんか貰おうかな。2杯目以降は……」
「ちょっとやんちゃに行こう、コーラください。手酌やるんでペットボトルごと貰えると」
[main]
鮎川 瑞 :
「かしこまりました」
オールドパー。なかなか渋いチョイスだ。きらいじゃないな。
[main]
鮎川 瑞 :
「………はい。かしこまりました」
それに引き換えこっちは。手酌でコーラでコークハイでもやるつもりか。目の前に一応バーテンダーいるのに。
[main] 鮎川 瑞 : いいさ。懲罰労働中の雇われ店員だもの。やるさ。文句は言わないさ。任務だもの。
[main] 甘楽 長月 : 「怒ってるわね」
[main] 武藤享司 : 「めちゃくちゃ不満気だねえ。ごめんて」
[main] 弘明 蒔 : 店員さんの顔を眺める。表情に出ずとも、いろいろ思うところあるようだ
[main] 御野 智希 : 「申し訳ない気がしてきた…」
[main] 真田 兼定 : ココアとサンドイッチとポップコーンが来るまでと教科書とノートを広げてお勉強
[main] 鮎川 瑞 : 氷を取り出してナイフで削り、ロックグラスへ。メジャーカップで図り、オールドパーの特徴的なボトルからお酒を注いだ。
[main] 御野 智希 : 「あっ勉強ですか?見れますよ。ノイマンなので」
[main] 鮎川 瑞 : 「おまたせしました。オールドパー、ロックです」
[main]
鮎川 瑞 :
「………いえ。おまたせしました。ごゆっくり」
手酌でコーラハイとか舐めたことを言いやがる客には気持ち粗めにコーラのボトルを置いた。好きにするがいいさ。好きに。
[main] 甘楽 長月 : 「ん、じゃあ席ずらしましょ」深紅の少年をつんつんとつついて促す
[main] 弘明 蒔 : 「ありがとうございます… すみません、それとそのボトル、ちょっと貸してくれますか」
[main]
鮎川 瑞 :
そうこうしているうちに豚足のチンが終わった。バーには似つかわしくない香りが立ち込める。他のお客さんにはちょっとご容赦いただこう。
[main] 鮎川 瑞 : 「おまたせしました。豚足……とメロンソーダです」
[main] 真田 兼定 : 「本当なのです?」ぴこんとポニテが立ってパタパタと振られる様子は子犬そのものだ
[main] 鮎川 瑞 : 「………?ボトル、ですか?」
[main] 武藤享司 : 「ごめんって。いや今からお酒入れ始めるのもなんか違うかなって思ったから、普通にソフトドリンクでも飲もっかなって思ってさあ」平謝り
[main] 鮎川 瑞 : どうぞ。と差し出す。何をするつもりだろうか。
[main] 弘明 蒔 : 「そ、オールドパーの」
[main] 御野 智希 : 「お任せです。後輩や同居人に勉強とかよく見ているので」
[main] 真田 兼定 : 「わかったのです!」とにぱーと甘楽さんに笑いかけ席をずらして
[main]
鮎川 瑞 :
「…………。どうぞ」
オールドパーのボトルを差し出す。いつ見ても不思議な形をしたボトルだ。
[main] 弘明 蒔 : 「オールドパー飲むときはこのボトルで遊びたくてね…」
[main]
御野 智希 :
>「おまたせしました。豚足……とメロンソーダです」
「ありがとうございます…うめ…うめ…」
[main] 武藤享司 : 「ほう」隣で何やるんだろって思いながら見てる
[main] 甘楽 長月 : 「可愛い笑顔ねえ。うちにもこんな満面の笑みを見せてくれる子が欲しいわ」
[main] 弘明 蒔 : 四角いボトルを斜め45度の角度でゆっくり傾けて…
[main]
鮎川 瑞 :
「…」
ああ。そういうことか。
[main] 弘明 蒔 : ぴったり。ボトルは45度の角度でバランスを取って微動だにしない
[main] 真田 兼定 : 「…みんな笑わないのです?」
[main] 武藤享司 : 「へー!すげー、立つんだ」子供のように声を上げる
[main] 御野 智希 : 「笑わないよ」
[main] 甘楽 長月 : 「一番偉いのが仏頂面なのよ~。自称No.2は百面相ではあるんだけど一番偉いのにしか尻尾振らなくてね~」
[main] 弘明 蒔 : 「はは、底のフチの造りのおかげでちょうどこの角度で立つんですよ」注目されて照れながらボトルを戻す
[main] 鮎川 瑞 : 「………そう。だからオールド・パーの愛好家には政治家が多い」
[main] 鮎川 瑞 : 「ぎりぎりで踏みとどまるから」
[main] 弘明 蒔 : 「よく知ってますね、店員さん」
[main] 鮎川 瑞 : 「夜の部を預けられるにあたって一通り勉強しました。任務ですから」
[main]
武藤享司 :
「へぇー。今度飲みに誘われた時ネタにしとくか」
「中々面白いこと聞けたな。ありがとうございます、弘明さん」
[main]
鮎川 瑞 :
向こうでは笑うとか笑わないとかそういう話をしていた。
微かに記憶が飛来する。ああ、あの人も「お前は全然笑わないな」と私の分まで笑ってたっけ。
[main] 弘明 蒔 : 「あ、あははは…いえ、ありがとうございます、武藤さん」
[main] 真田 兼定 : 「笑顔があんまりない職場なのです?」
[main] 甘楽 長月 : 「そうなるわねえ」
[main] 武藤享司 : 「まあ……UGN周りだと中々ねえ」
[main] 御野 智希 : 「まあ…ねえ…」
[main] 弘明 蒔 : 「…笑顔ですか。まあ、部署によるところも大きいでしょうかね」
[main]
鮎川 瑞 :
「………………」
一番にこりとも笑いそうにないのが店員やってるしな。
[main] 御野 智希 : 「なんか研究室から笑い声が聞こえたって知り合いのチルドレンが…」
[main] 弘明 蒔 : 「殊、FHとの最前線だと二極化する印象ですね。いつも笑っていられるか、全く笑っていられないか」
[main] 甘楽 長月 : 「研究所は多いものじゃない?」
[main] 真田 兼定 : 「ええと数学と英語にわからないとこがあるのです」髪の毛を操って同時にページをめくって御野さんに教えてもらってる
[main] 御野 智希 : 「ここはこうこうこうして…そこはああしたら簡単に解けるよ」
[main] 弘明 蒔 : 「……いえ、私ごときが現場を知ったように語るのもあれですね。すみません」
[main] 武藤享司 : 「ブッ壊れるとそのどっちかになりがちですからねぇ。いえいえ、的を射てると思いますよ」
[main] 真田 兼定 : 「あ、さなだ かねさだなのです!」とにぱーとあいさつ
[main]
鮎川 瑞 :
「………その笑ったり笑えない現場に早く戻りたいものです」
ようやく注文が一段落し、カクテルグラスの水滴を拭く作業に戻りつつぼやいた。
[main] 甘楽 長月 : 「あら、ここは、笑えないの?店員さん」
[main] 武藤享司 : 「現場なんていないに越したことないと思うけどねえ。平和が一番よ」
[main] 御野 智希 : 「ああ、御野智希だよ。よろしくね」
[main] 弘明 蒔 : 「研究所は…そうですね。笑う人は確かに多いほうかもしれません。マッドに片足突っ込んでるとも」
[main]
鮎川 瑞 :
「そうですね。私にとってはレネゲイドを自在に扱えない場所は窮屈です」
カクテルグラスを拭き拭き。オーヴァードしかいないので喋る。
[main] 甘楽 長月 : 「そう?いくらでも使えそうだけど」
[main] 真田 兼定 : 「おじいちゃんは研究者で割とマッドだったみたあなのです」
[main] 武藤享司 : 「俺みたいに普段使いできるやつだと楽でいいんだけどね。中々そうばっかりは行かないか」
[main] 鮎川 瑞 : 「『使う』ことはできます。『自在には』使えません」
[main] 鮎川 瑞 : 「この世界はまだレネゲイドの力を許容していませんからね」
[main] 甘楽 長月 : 「元気が有り余ってるタイプみたいね」
[main] 弘明 蒔 : 「店員さんとしては、もっと自由自在に使いたいと」
[main]
御野 智希 :
「自分はまあ、こんな感じに」
指先にナイフを立たせてみる。
[main] 武藤享司 : 「どこででもレネゲイド振るいたいってなったらそれこそFHと同類だからあんま同意できないなあ」
[main] 鮎川 瑞 : 「はい。この世界がレネゲイドの力を常識的に扱うようになればいいと思います」
[main] 真田 兼定 : 「というかお仕事と学業の二重生活がシンプルに忙しいのです!今の身体じゃなかったら倒れてるのです!」
[main] 甘楽 長月 : 「無理な話ねえ」
[main] 弘明 蒔 : 「…………それは」その回答に、少し逡巡する
[main]
鮎川 瑞 :
「はい」
疲れた顔の男の顔を見て、頷いた。
「よく言われます。お前はFHみたいなことを言うと」
[main] 武藤享司 : 「真面目なのにどうしてこんなとこで、と思ったけどわりと納得したよ」
[main] 甘楽 長月 : 「ねえ、店員さん?あなたはあなたのレネゲイドで何が出来るの?」
[main] 御野 智希 : 「イリーガルなのでその辺まだ楽ですね…学業はノイマンでなんとかなるので運がいい方かと」
[main] 真田 兼定 : 「大人の人はどうやって凌いでたのです?」わさわさ伸ばしてタスクを実行していた髪の毛がへんにょりする
[main] 弘明 蒔 : 「…………でしたら、」酔っているからだろうか。聞かないほうがいいかもしれないことを、聞いてしまう
[main] 弘明 蒔 : 「……どうしてあなたは、FHに行かないのですか」聞いてしまった
[main]
鮎川 瑞 :
「………………」
何ができるのと尋ねられて、店員は。
[main] 武藤享司 : 「どっちも適当にやってたねえ」>大人の人はどう凌いでたの?
[main] 甘楽 長月 : 「それは常識的?そして、その世界はあなたのレネゲイドを”自在”に使うことを許容してくれるのかしら?」
[main] 鮎川 瑞 : 一瞬店内が真っ白に光るほどの巨大なレネゲイドの力を編んで、極めて長大なライフルを現出させた。
[main] 鮎川 瑞 : 「遠くを撃てます」
[main] 武藤享司 : 「真面目にやり過ぎると潰れちゃうだけだよ。程々に手を抜くってのも大事な技能なんだ」
[main] 甘楽 長月 : 「常識的な世界でその力は不要よ、残念ながらね」
[main]
鮎川 瑞 :
「カッコ悪いからです」
そして何故FHに行かないのかという疑問に、端的に答えた。
[main] 御野 智希 : 「…やっぱりカッコいいなあ」
[main] 鮎川 瑞 : 取り出したライフルを消失させながら。
[main] 弘明 蒔 : 「……あははははは! なるほど、それは確かにシンプルな答えだ!」
[main] 真田 兼定 : 「んー、自在にレゲネイドの力を振るえる世界…」
[main] 鮎川 瑞 : 「はい」
[main] 鮎川 瑞 : 「その通りです。常識的な世界では私の力は誰にも必要とされません」
[main] 武藤享司 : 「だから常識の方が壊れちまえ、って訳?」
[main] 鮎川 瑞 : 「常識的ではない世界に世界を変えるしかない。でも」
[main] 鮎川 瑞 : 「カッコ悪いでしょう。お前はこのままでは救われないからといって、救ってくれるというFHになびくのは」
[main] 鮎川 瑞 : 「誰も頼んでいません。私は世界との摺り合わせに困っているだけです」
[main] 甘楽 長月 : 「一つ、勘違いをしているわね」
[main] 真田 兼定 : 「そんな世界はヒャッハーさんを抑えるコストが無限に増大してカフェでアルバイトできなさそうなのです」
[main] 甘楽 長月 : 「FHは、救わないわ」
[main] 御野 智希 : 「…まあ、確かに」
[main] 弘明 蒔 : 「ロックですね」オールドパーのロックを飲み干す
[main] 武藤享司 : 「中々難儀だねえ」炭酸の抜けたコーラに口を付ける
[main] 御野 智希 : 「なるほどなあ」豚足を食い切る。
[main]
鮎川 瑞 :
「……なるほど。FHも救いはしないのか」
まるでFHのことをつぶさに理解しているかのような白い少女の言葉になるほどと得心いったように頷いた。
[main] 鮎川 瑞 : 「であれば、やはりここに踏みとどまります」
[main] 甘楽 長月 : 「ええ、搾り取られるだけね」
[main] 真田 兼定 : 「どこもかしこも火宅なのです」
[main] 鮎川 瑞 : 「あまり良い職場のようではなさそうですし」
[main] 甘楽 長月 : 「ふふ、笑えない職場の仕事、頑張って続けてちょうだい。店員さん」
[main] 鮎川 瑞 : 「はい。頑張ります」
[main] 弘明 蒔 : 「それがいいでしょう。FHへ行った者の末路は……いえ」
[main] 武藤享司 : 「そりゃ何より。顔見知りを斬ることにならずに済みそうだ」
[main] 弘明 蒔 : 「…お水いただけますか。少し酔いが回ったようで」
[main] 鮎川 瑞 : 「かしこまりました」
[main] 御野 智希 : 「FHは…友達に寄生しやがりましたから。寄生してたそいつはぶった斬りましたが」
[main] 真田 兼定 : うとうと
[main] 御野 智希 : なんか眠そうだな、と思って上着をかける
[main] 鮎川 瑞 : グラスに氷をいくつか浮かべて水を差し出す。我ながら少し熱くなった気がする。反省。
[main] 武藤享司 : 「あっちはジャームもぼちぼちいるからねえ。お疲れ様」
[main] 甘楽 長月 : 「嫌よねえ、FH」
[main] 真田 兼定 : 「なの…です?」筆跡が乱れてる
[main] 弘明 蒔 : 「……UGNにいる以上、そういうことも無いわけではありません」お水ありがとうございます、と一口
[main] 鮎川 瑞 : 「全否定はしません。目指すところはUGNもFHも似たようなものだと解釈しています」
[main] 鮎川 瑞 : 「手段が違うだけです」
[main]
桃 華 :
各々の話に花が咲く中、からんからんとドアベルの音が軽快に鳴る。
その方角を見れば、開いた扉から覗く、ひらりとなびく、煤の被ったチャイナドレス。
[main] 桃 華 : 「面白い話をしているじゃないの」
[main] 甘楽 長月 : 「残酷を好まない点で、過程に大いに違いがあると、私は思うわよ?」
[main]
鮎川 瑞 :
「いらっしゃいまっ」
言葉が詰まった。そりゃそうだろ。
「………せ」
カンフーガール、来店。
[main] 武藤享司 : 「お。また新手……これまた濃そうな面子が」
[main] 桃 華 : 現れるは、紅色を見に纏い、見事なまでの胸部の走行を持つ女。
[main] 甘楽 長月 : 「わあ、すごいおっぱい」
[main] 桃 華 : 「ニーハオ。ここ、フリーな話をしても大丈夫なところであってるわよね?」
[main] 弘明 蒔 : ベルの音でドアのほうを向く。そして、生唾を飲んだ
[main] 桃 華 : ひらりと手を返す。
[main] 甘楽 長月 : 「お子ちゃまに聞かせてもいい内容だけでお願いね~」
[main] 真田 兼定 : 「なのです」ふにゃふにゃ
[main]
御野 智希 :
「わーお」
凄まじい暴力というか
[main]
鮎川 瑞 :
「………まあ、オーヴァードでなければこの店は発見できないはずですから」
一応な。一応。こないだ普通に一般人紛れ込んでたからな。
[main]
桃 華 :
UGNの直営する喫茶店は街の各所に点在する。
目的は情報収集の為だ。中には、UGNのロゴがでかでかと描かれているところもある。
[main] 桃 華 : 「それなら良かったわ。ほら!私が開けてやったんだから、感謝と共に入りなさい!」
[main] 桃 華 : ちらりと、背に見える人影へ一瞥。
[main] ドレッドノート : 「助かるし感謝もするが……! そこまで偉ぶれるほどか!?」
[main] 武藤享司 : 「あ、もう一人いたんだ。ごめん素で気付いてなかった」
[main] 甘楽 長月 : 「私くらい小っちゃいわね」
[main] 桃 華 : 「功夫と牛乳を怠ったのがいけないのよ。精進しなさい!」
[main] ドレッドノート : 言いながら入ってくるのは、キャスケット帽を被り、マスクをつけた不機嫌そうな顔の少年。
[main]
鮎川 瑞 :
「……FHのこと、お嫌いなのですね」
過程と結果の話をする白い少女にぽつりと言う。正しいと思った。結果が一緒であることは過程がどうであろううと構わない理由にならない。それこそが自分がUGNに居続ける理由でもある。
[main] 桃 華 : ずいっと、ドレッドノートの首根っこを摘まみ、怪力で以って前面へ強制移動。紹介するような形で。
[main] ドレッドノート : 「ぐえ!!」
[main] 桃 華 : 「任務帰りよ。ちなみに、彼は上司にあたるわ」
[main] 鮎川 瑞 : 「いらっしゃいませ」
[main] 弘明 蒔 : 「……やはりチルドレンの深夜就業環境は是正するべきですね」背の低い少年を見てつぶやく
[main] 桃 華 : 「ほらやっぱり勘違いされてる」
[main] 桃 華 : 肩を竦める。
[main] ドレッドノート : 「おい、桃華! 持つところを考えろ!! あとさっき誰か超失礼なことを僕にいわなかったか!?」
[main] 甘楽 長月 : 「好む理由、あるかしら?」店員のつぶやきに、反応して
[main] 武藤享司 : 「ほんと若い子多いねえ」
[main] 真田 兼定 : 「人間は猫じゃないのです!」ポニテがぶわっとして威嚇
[main] 甘楽 長月 : 「失礼なこと?誰も言ってないわね」
[main] 武藤享司 : 「気のせい気のせい」
[main] ドレッドノート : 「いや絶対誰かチビカス過ぎて見えなかったとか抜かしただろ!!」
[main] ドレッドノート : 首根っこひっつかまれたまま両手を振り回している。
[main] 甘楽 長月 : 「ああ、私と同じくらいの身長。なら言ったわね」
[main]
桃 華 :
「店員さん。まずはミルクを一杯お願いできるかしら?」
鮎川へと目を向けながら。
[main] 甘楽 長月 : 「でもそれ、私と同じくらいの身長なのが悪いんじゃないかしら?」
[main] 弘明 蒔 : 「ほら、もう少し抑えて…甘楽さんも…」まあまあとなだめる姿勢
[main] ドレッドノート : 「僕も好きでこうなわけじゃねぇってんだ!」
[main]
鮎川 瑞 :
「正直なところ。私にはよくわかりません。好ましさも、厭う理由も」
理由を尋ねられ、新しい客が訪れたのでこそりと耳打ちするくらいの細やかな声で伝えた。
「でも、好きだった人が嫌がっていましたので。最終的な規範をそこにおいています」
[main] ドレッドノート : 「それに僕は二十歳だ!!! おい、桃華!! そのミルクまさか僕のじゃないだろうな!?」
[main]
桃 華 :
「あ、私用じゃなく。こっちの支部長さん用ね」
摘まんでいるドレッドノートをぷらぷらと揺らす。
[main] 武藤享司 : 「そこまで言ってないって……えっ20?嘘ぉ」
[main]
桃 華 :
「正解」
にこっと笑む。
[main] 御野 智希 : 「…なるほど…」
[main]
鮎川 瑞 :
「………」
騒がしい客だなー。
[main] 桃 華 : 「そ。これでも実は成人済みなのよ」
[main] 弘明 蒔 : 「ん゛!」水がむせた。成人、しかも支部長だなんて!
[main] 桃 華 : ぷらぷらと揺らしながら。
[main]
鮎川 瑞 :
「どうぞ」
とりあえずおしぼりを差し出した。
「何をお召し上がりになりますか」
[main] 武藤享司 : 座ってて分かりづらいが190cmある針金細工みたいな男である
[main] 甘楽 長月 : 「でも、ねえ。弘明って言ったかしら。13にムキになる二十歳はどうしたって面白いじゃない?」
[main] 鮎川 瑞 : もうちょっと栄養取ったほうがいいですよ。
[main] 弘明 蒔 : 「あー…いえ、先ほどはチルドレンと思ってしまい申し訳ありません」
[main] 御野 智希 : 金はあるけど栄養が偏っている。いた。
[main] 鮎川 瑞 : サラダをよこせというのか。この上。
[main] ドレッドノート : 「かまわん……よく間違えられるからな。とりあえずモヒートをくれ」
[main] 弘明 蒔 : 謝れるうちに謝る。これが弘明なりの処世術…ということにしている。
[main] 桃 華 : 「あ、私はウーロンハイでお願いするわね」
[main] 桃 華 : 差し出されたおしぼりで軽く手を拭きながらの着席。
[main]
鮎川 瑞 :
「……かしこまりました」
モヒートなー。めんどくさいんだよなー。ミントを潰さなきゃいけないんだよなー。
[main] 真田 兼定 : 「深夜の酒盛りなの…です…」
[main] 鮎川 瑞 : でも注文されれば仕方ないのでフレッシュミントをグラスの底に放り込んですりつぶす作業に入る。これが本当に面倒で。
[main] 桃 華 : 「そ。仕事終わりにはアルコールを垂らし込むのが一番よ!」
[main] 弘明 蒔 : 「いえ、…はい」ここで何遍も謝ってずるずると引き下がるのもよくない。これも処世術…ということにしている。
[main] 御野 智希 : 「擦り潰すなら力貸しますよ?」重力操作でいくらか楽にできるだろう。
[main] 鮎川 瑞 : それに比べれば相方の客のなんと楽なことか。烏龍茶にリキュール合わせるだけだ、楽勝。
[main] 甘楽 長月 : 「ダメよ、店員さんの仕事を奪っちゃあ」
[main]
真田 兼定 :
ぺしょりとノートに顔を突っ伏す
限界らしい
[main] 御野 智希 : 「あら、寝ちゃったか」
[main] 武藤享司 : 「あらら、寝ちゃったか」
[main] ドレッドノート : なんだか気だるげだな、疲れているのだろうか。やはりUGNの職場環境改善は急務だな……とか思いながら桃華の隣に座る。
[main] 甘楽 長月 : 「もう、結構いい時間ね」
[main]
鮎川 瑞 :
「いえ、仕事ですので」
好意ではあったのだろうが、きっぱりと断った。任務である。
白い女のセリフも肯定し、頷いた。
[main] 弘明 蒔 : 「いくらオーヴァードであっても、夜が寝る時間なのは変わりませんからね。年若い子であればなおさら」
[main] 武藤享司 : 「もうド深夜もド深夜だからねえ。明日が休みじゃなきゃ大人だってもう寝た方がいい時間だもの」
[main]
御野 智希 :
「店員さん、テーブル席お借りしますね?」
空いてるテーブル席に兼定を浮かせて運ぶ。
[main] ドレッドノート : 「寝ているところに騒がしくしたのは申し訳ないな」
[main]
鮎川 瑞 :
がっがっがっ。いや違うのだ。これ力を込めればいいわけじゃないのだ。
ミントのえぐみを出さないように潰さなきゃいけないのだ。なんでこんな面倒くさいことまでマニュアルに。
[main] 桃 華 : 「一部不眠でも活動できる存在もいるけど、基本私達は一応、『人間』やらしてもらってるものね」
[main]
御野 智希 :
「うけー」ふわー。
実はバロールで重力操作しながらノイマンで計算し続ける無駄に高度な技だったりする。
[main]
鮎川 瑞 :
「どうぞ」
酔客を運んでいる白髪の客に頷く。酔い潰れて…いやただの寝落ちか。
[main] 鮎川 瑞 : ブラウンシュガーごと潰したミントに氷、ラム、あと炭酸水。
[main] 鮎川 瑞 : 「モヒートと……ウーロンハイです。おまたせしました。ごゆっくり」
[main] 弘明 蒔 : 「ええ。『人間』であることは大事です。そうでないと日常に戻ってはこれません」
[main] 茨沢・慧 : カランコロンと音を立てて扉が開く「えーっと」顔を中に入れて店内を見渡す
[main]
桃 華 :
「謝謝~♪」
にこっと笑い、グラスの縁に口をつけ、喉へ流し込む。
[main] 鮎川 瑞 : モヒートと比べてこのウーロンハイの爆速ぶり。烏龍茶に焼酎混ぜるだけだ。
[main] 鮎川 瑞 : 「いらっしゃいませ。お好きな席へどうぞ」
[main]
ドレッドノート :
「うむ、ありがとう」
なんだかとても気だるげそうに作っていたような気がしないでもないが、詮索してもなと思ってそのまま受け取る。
[main] 武藤享司 : 「オーヴァードなんて御大層な名前は付いちゃいますけど、正直上澄みの上澄みでもなきゃ普通の人と大差ありやしませんからねえ。普通が一番」
[main] 真田 兼定 : 「むにゅにゅ…」
[main] 桃 華 : 「やっぱ烏龍茶よね~♪ ってあら? 結構人気なのね~、ここの店」
[main]
鮎川 瑞 :
「いえ、普段は……」
もうちょっと閑古鳥が鳴いてる。今日が特別。
[main] 桃 華 : 「なるほど。それじゃあ今日が特別な日なのね」
[main] 弘明 蒔 : 「そうなんですかね…? こちらは前に昼に来たことがありますが、夜は初めてで」
[main]
桃 華 :
ここへ足を踏み入れるということはUGN関係者であることには違いない。
社交辞令。挨拶代わりにひらりと手を翻し、にこっと笑む。
[main] 茨沢・慧 : 「あ、いたいた」兼定の元に歩み寄る「すまない、店員さん。だん……彼の迎えに来ただけで客じゃないんだ」
[main] 武藤享司 : 「俺が来た時とか誰もいなかったからねえ。俺も今日が初めてだけど」
[main] 鮎川 瑞 : 「だん。」
[main]
桃 華 :
「偶然と偶然が重なり合ったってわけねぇ」
頬杖を着きながらの休憩。
[main] ドレッドノート : 「深夜まで仕事が及んだエージェントが多いというのは、中々憂慮すべきことだな……!」
[main] 桃 華 : 胸の装甲もまた、バーカウンターへと押し潰すような形で休ませる。肩が軽くなった。
[main] 弘明 蒔 : 「…………」桃華さんの胸部装甲に目がいってしまう。これは男であったらしょうがないことだろう。
[main] ドレッドノート : あとで意見書でも書いておくかと溜息をつきながら、モヒートをちびちび飲む。ミントにもいい加減慣れなければ……!
[main] 武藤享司 : 「まあまああんまりお気になさらず。俺のは今回はUGN関係ないお仕事の方なんでねえ」
[main]
御野 智希 :
「深夜までセル襲撃でしてねぇ…」
なんというか、すごい破壊力。
[main] 茨沢・慧 : 「だから私のことは気にしないでくれていい……ああ、いや。会計はしないとか。準備を頼むよ」反芻された”だん”には触れずに
[main] 真田 兼定 : 声を聞きつけたのか無意識にポニテがパタパタゆっくり嬉しそうに振られてる
[main] 弘明 蒔 : 「……いえ! ええと、店員さん、杏露酒をロックで!」恥ずかしさをごまかすように注文する
[main]
桃 華 :
中国武術の基礎。『気』。
人が纏う概念の一つであり、反応を先んじて掴むことで、一手を打ちだす為のもの。
[main] 御野 智希 : 「おや、保護者さん?」
[main] 武藤享司 : 「お熱いことで。気を付けてお帰りなさってー」ちらと一瞥してだいたい察して
[main]
桃 華 :
「えっちね」
弘明の方を見て、くすりと笑む。ほんのりとアルコールが入っているのか、頬が赤らむ。
[main] 茨沢・慧 : 「いや、婚約者だね」
[main]
鮎川 瑞 :
「………かしこまりました。お会計は───円です」
根掘り葉掘りしたら興味深い話が聞けそうな予感がしたが。そういう趣味もないし。素直に会計をした。
[main]
御野 智希 :
「こん…なるほど。ではどうぞ」
危ない。重力操作が乱れた。
[main] 弘明 蒔 : 「……こん」やくしゃ。
[main]
ドレッドノート :
「……?」
怪訝そうな顔で桃華のやり取りを見て首を傾げる。
[main] 武藤享司 : 「思ったより進んでたわ」
[main] 茨沢・慧 : 「はい。これで」お札を出す
[main] 鮎川 瑞 : 白髪多いな。そんなにみんな訓練に明け暮れているのだろうか。
[main] 鮎川 瑞 : 「………はい。お釣りです。またのご来店を」
[main] 茨沢・慧 : 「すまないね、次は客として来るから」
[main] 鮎川 瑞 : 「おまたせしました。杏露酒ですね。ロックで。かしこまりました」
[main] 弘明 蒔 : 若い二人を見る。そして自分の左手を見る。指輪はない。この歳になって。
[main] 鮎川 瑞 : 「はい。お待ちしております」
[main] 茨沢・慧 : 小声で「旦那様、帰ろう」
[main] 武藤享司 : ひゅぅ、と口笛
[main] ドレッドノート : 「旦那……?!」
[main]
桃 華 :
「あらあら、ふふ」
くすりと笑む。
[main] 弘明 蒔 : 「だん…だん!?」
[main] 真田 兼定 : 「にゃむ…」とすりすりしながらつかまって回収されてる
[main] 武藤享司 : 「甘酸っぱいねえ。お幸せにー」
[main] 茨沢・慧 : 「では、失礼」伴って退場
[main] ドレッドノート : 「さ、最近の学生は進んでいるのだな……いや、学生ではないのかもだが……」
[main]
鮎川 瑞 :
「インモラルですね」
端的な。感想。
[main]
御野 智希 :
「まじかあ…まじかあ…」
あの歳で、婚約者。
[main] 甘楽 長月 : 「羨ましいわねえ、色んな意味で」
[main] 弘明 蒔 : 「…すごいなあ。いや、……すごいなあ」
[main] 鮎川 瑞 : やっと注文がまた落ち着いた。カクテルグラス拭き拭き。
[main]
御野 智希 :
「…おさけください」
これが飲みたい気分というやつか。
[main] 武藤享司 : 「ダメだよ未成年」
[main] 鮎川 瑞 : 「未成年におさけはだめですね……」
[main] 弘明 蒔 : 「こらこら…」
[main] 鮎川 瑞 : 「ノンアルコールカクテルならお出しできますが……」
[main] 御野 智希 : 「のむ…」
[main] ドレッドノート : 「し、しかし、セル襲撃に他の仕事か、君たちも忙しかったのだな」
[main] 武藤享司 : 「まだ若いしスタイルも顔も悪いって訳じゃないんだから悲観することもないだろうにねえ」
[main] ドレッドノート : 話題を変えようと一応男性諸氏の顔を見上げる。
[main] 鮎川 瑞 : 「かしこまりました」
[main] 甘楽 長月 : 「そうよ、そもそも、あなた好きな娘いるの?」
[main] 桃 華 : からんとバーの薄暗い仄かな光に反射する氷の煌めきにほんの少しの興味でも見出すように、揺らしながら、同じくして視線を向ける。
[main]
御野 智希 :
「…好きな人」
いるには、いる。
[main]
御野 智希 :
「どうでしょうね…」
ノイマンの全力使用の取り繕い。イージーなくてもこんぐらいできるのだ。
[main] 甘楽 長月 : 「告白は?」
[main] 弘明 蒔 : 「慣れない現場に駆り出されて仕事はまあ大変とだけ…。ああ、私は弘明蒔です、よろしくお願いします」
[main]
鮎川 瑞 :
目の前の客にあったレシピを考察する。
………ということは。またミント潰しか。
[main]
武藤享司 :
「こっちはそう難しい仕事じゃないんですが、ボディガードの都合上どうしても長くなりがちなもんで。ほら、絶対に危険が来ないっていうのは悪魔の証明になっちゃいますし」
「あ、武藤享司です。よろしくです」
[main] 桃 華 : 「おっと、失礼したわ。名乗りが遅れてしまっていたわね」
[main] 御野 智希 : 「御野智希です…よろしくお願いします」
[main]
鮎川 瑞 :
がっがっがっ。グラスの底でミントを潰すよどこまでも。
客のオーヴァードどもの間で話が弾んでいる間にバーテンダー(※未成年)としての仕事を果たす。
[main] 桃 華 : 「見た目で『痴女!?!?』って叫ばないくらいの多様性に理解のある御仁への礼儀がなってなかったわ。反省」
[main] ドレッドノート : 「各々、丁寧にありがとう。僕はドレッドノートだ。コードネームで済まんな。日常での名前は色々な学校に行く度にあれこれ偽名を名乗るせいであまりはっきりしていない」
[main] 甘楽 長月 : 「……」逡巡する。彼は結構、というかかなり、情報の漏洩にうるさい。とはいえ、名前くらいなら明かしても問題はないか、戸籍、ないし「甘楽長月よ」
[main] ドレッドノート : また、大変そうだなあのバーテンダー……とちらりと一瞥だけする。
[main]
桃 華 :
「私は桃 華(タオ フワ)よ~♪」
ドレッドノートの座る隣の席で、弘明らにひらりと手を振る。
[main]
鮎川 瑞 :
ライムを潰したところに氷、それからライムを絞る。
ソーダを炭酸を殺さないように慎重に注いだ。
[main] 武藤享司 : 「はい自己紹介ありがとうございます。店員さん以外は一通りお名前聞いたかな」
[main]
鮎川 瑞 :
「おまたせしました。『ヴァージン・モヒート』です」
つい、と長いグラスを落ち込んでいる白髪の客の前に差し出す。
[main] 弘明 蒔 : 「改めてみなさん、よろしくお願いします」会釈しながら杏露酒を飲む…あれ、杏露酒来てたっけ
[main]
鮎川 瑞 :
「………………」
名乗らなきゃいけない流れか。
[main] ドレッドノート : 「ボディガードに現場も各々二つか……大変そうだな、UGN関連の仕事に関しては、我々のような管理職に責任の一端がある。このような深夜にまで駆り出すことになったこと、支部長の一人として謝罪する。すまない」
[main] ドレッドノート : ぺこりと頭を下げる。
[main] 鮎川 瑞 : 「鮎川瑞です」
[main]
御野 智希 :
「ありがとうございます…」
イドリスさんに…サヤコと里香の顔が浮かんだ。
[main] 桃 華 : 「鮎川ね。覚えたわ。それと、さっきは興味深い話をしていたわね」
[main] 武藤享司 : 「いやぁいや謝られる筋合いはないですって!俺らもそれ織り込み済みで仕事受けてる訳ですんでね」
[main] 甘楽 長月 : 「……ああ、UGNとFHの目指す先がどうこうって?」
[main]
桃 華 :
「そ」
頷く。
[main] 鮎川 瑞 : 「モヒートのラムを抜いたカクテル。酔いに逃げず、まっすぐ苦味を受け止める、という意味合いがあります」
[main] 鮎川 瑞 : 「酸味が押し流すものは………これ以上は避けておきます」
[main] ドレッドノート : 「それでもただでさえ危険な仕事で、労働時間が長すぎるというのはなぁ……! む? UGNとFHの目指す先?」
[main] 御野 智希 : 「…ありがとうございます」おいしい…
[main] 桃 華 : 「そーそ。それそれ」
[main] 甘楽 長月 : 「求める結果に使う手段が大違いな時点で、別物になると私は思っているけれど、ね」
[main] 桃 華 : 「私達は普段現場入りばかりで、そういう『思想』の話はあんまりしないじゃない?」
[main] 弘明 蒔 : 「謝らずとも…支部の運営は支部長ごとの違いが大きすぎて一概に言えるものでもありませんし…」
[main] 御野 智希 : 「…なんかの間違いでFHが勝った世界、なんてのを想像した事はありますが…いい世界ではないですねぇ」
[main]
ドレッドノート :
「……弘明氏の言う通りだな」
思うところはある。そういう顔で、モヒートを啜る。ミントは辛いが、これも慣れねば。
[main] 桃 華 : 「既に濁流は起きている。佳境に立たされている私達はただ、その対応方法を取ることしかできない」
[main] 武藤享司 : 「俺も今度の仕事でまた別支部の方に出向しますからねぇ。あっちの支部もクリーンだといいんですが」水曜バスガス爆発!よろしくな!
[main]
鮎川 瑞 :
「……………」
そうだね。オーヴァードの力を自在に扱えない、レネゲイドの力を身近にできないのは確かに自分にとって窮屈だけど。
それを理由に今世界を生きている人たちを踏みつけるのは、あの人が悲しみそうだしね。
[main] 桃 華 : 「差し詰め、UGNは……柔能く剛を制すってとこかしらね」
[main] 桃 華 : からん、と氷の揺らされる音が立てられる。
[main] ドレッドノート : 「そうでありたいところではある、な……」
[main]
鮎川 瑞 :
「サービスです」
別支部に出向するという客におかわりを提供した。お前水曜日見学に行くから首洗って待ってろよ。
[main] 武藤享司 : 「お、ありがとね。ちょうど空んなってた」
[main] 甘楽 長月 : 「木っ端の兵としては現場対応に追われることしかできないけれどね」
[main] 桃 華 : 「まーね。一々組織の理念とか考えながら働いている人なんて、何人いるのかしらね?」
[main] ドレッドノート : 「急場凌ぎに付き合わせてしまっている現状については申し訳ないところだな……」
[main] 御野 智希 : 「チケットをせめて2枚確保してやりたい…」
[main] 甘楽 長月 : 「それは、考えていない人の方が少ないと思うわ」
[main] 武藤享司 : 「まあまあ、支部長も飲みの席で謝ってばっかじゃ楽しくないでしょう。もっと気楽に行きましょうよ」
[main] 桃 華 : 「ちなみに私は、UGNが目指す未来とFHが目指す未来は、確かに同じだと思っているわ。同意ってこと」
[main] 鮎川 瑞 : 「ほお」
[main] 桃 華 : 一口アルコールを流しながら、一息置く。
[main] 鮎川 瑞 : そうだね。目指す先に関してはね。
[main] ドレッドノート : 「一応支部長の前で、随分と大胆な風呂敷を広げるではないか、桃華」
[main] 弘明 蒔 : 「そうですよ。誰だって今やれる範囲で最善を尽くしているんです。やれることやったのなら、それ以上は気にしたってしょうがありません」
[main]
桃 華 :
「だって、実際そうじゃないかしら?」
ドレッドノートへ目を向けながら。
[main] 桃 華 : 「どちらも、過ぎたる『力』を……人の手中にしたい」
[main] 桃 華 : 「制御できるようにしたい。どちらも、振り回されるだけじゃなく、己の者にしたい」
[main] 桃 華 : 「『破壊』の力であったとしても、それを自在にできれば、もはや恐怖に足り得ない」
[main]
桃 華 :
八極拳の思想の一つであった。
純然たる、人体を破壊する術を身に着けることで、強靭たる精神を身に着ける。
[main] 鮎川 瑞 : 「分かります」
[main]
桃 華 :
『力』は、人の心を蝕み、暴走へと導く。
故に……律する。
[main] 弘明 蒔 : 「…哲学ですか?」
[main] 武藤享司 : 「制御した後使わず置くか、自由に振るうかが差異であってそこに至るまでは同じと。なるほどそう聞くと道理ではあるか」
[main] 甘楽 長月 : 「…………ふぅん」
[main] 桃 華 : 「私の大陸の考えよ」
[main] ドレッドノート : 「武器も力も使う者の意思がなければ、何も発揮しない。だからこそ制御したい。それ分かる話だ」
[main] 弘明 蒔 : 「なるほど。含蓄のある…」杏露酒も空になった
[main] ドレッドノート : 「銃も弾を込めて引き金を引く『誰か』がいなければ、アンティークにしかならん」
[main] 甘楽 長月 : 「少し、違うわね。あなたも」
[main] 鮎川 瑞 : 「おかわりいかがですか」
[main] ドレッドノート : 「僕も……UGN支部長として言うべきことではないとは思うが……」
[main] ドレッドノート : 「FHの全てを否定したいとは思わない……話が通じるFHエージェントも、大勢みてきた」
[main] 弘明 蒔 : 「ええ、またコークハイを。次はラフロイグで」こいつめっちゃ飲んでるな
[main]
御野 智希 :
「なる…ほど…」
くぴり、と飲み物と一緒に言葉を飲む。
[main] ドレッドノート : 「こちらから向こうに行った仲間も大勢いる。FHでしか救われない人も……認めたくはないが、少なくはないのだろう」
[main]
鮎川 瑞 :
「ラフロイグ。」
つい嬉しくなっちゃう。こいつ分かってるな。
いや嬉しくなっちゃダメだろ。これ本業じゃないんだぞ。
[main] 甘楽 長月 : 「FHは、既に力を手中に収めていると考えているわ」
[main] 桃 華 : 「難儀な話だけど、現実としてあるものね」
[main] 弘明 蒔 : 「…FHは一概にテロ組織と言ってしまえますが、決して一枚岩でない。セル単位で蠢く歪な集合建築です」
[main]
武藤享司 :
「話の通じるFHねえ」ちろりとグラスを舐める
「幸か不幸か見たことはありませんね」
[main] 弘明 蒔 : 「殺戮非道を働くセルもあれば、自然を愛する平和なセルも存在しうる。相反するものが矛盾することなくないまぜに存在する。けったいな組織ですよ、FHは」
[main]
鮎川 瑞 :
客どもがUGNとFHの関係について高尚そうな話をし始めた中、店員はうきうきとしながらラフロイグでコークハイを作る。
分かる分かる。コークハイは馬鹿にしたものじゃない。割材としてコカ・コーラは大したものだ。美味しいんだぞ。
[main] 弘明 蒔 : 「…まぐれを引けば、話のわかるFHというのと出会うかもしれませんよ」
[main] 鮎川 瑞 : 貴様、うっかりキューバリバーとか頼まないか。ラム&コーラもいいものだぞ。
[main] ドレッドノート : 「もし幸か不幸か見掛けたら、話くらいはきいてやってくれ。騙されているだけの者もいれば、心神喪失して正常な判断が出来ないものもいる。なにより、全てのオーヴァードはジャームも含めて……本来は我々の保護対象だ。まずは対話したい」
[main] 甘楽 長月 : 「恐ろしい話ねえ、話の通じるFHなんて」
[main] ドレッドノート : 「武器を取るのは、その後でも遅くない」
[main] 桃 華 : 「FHは別に、『力』を手中になんかできてないわよ」
[main] 御野 智希 : 「そう、ですね…利用されているかもしれないですから」
[main] 桃 華 : 「火力のスイッチをただ、強くしているだけ」
[main]
武藤享司 :
「叶うことなら出会いたくないもんです」
「……だって、もしそんなものがいるなら」
[main] 武藤享司 : 「今まで命を奪ってきた中にもいたかもしれないじゃないですか」
[main] 鮎川 瑞 : 「おまたせしました。キュー……コーラハイです。ラフロイグで」
[main] 桃 華 : 「まだ『理解』には及んでいないわ」
[main]
ドレッドノート :
「……」
武藤の言葉に、目を伏せる。実際、きっと多くいるのだ。
[main] ドレッドノート : 『取り溢した誰か』は。
[main] 甘楽 長月 : 「いるでしょ、それは」
[main] ドレッドノート : いちいち数えていたら精神が持たない者もきっといる。それもまた、道理だ。
[main] 弘明 蒔 : 「ありがとうございます。まずは一口。これだ。アイラ特有のピート臭。炭酸の刺激。コーラの甘さ。コークハイこそ最高の飲み物である」
[main]
武藤享司 :
「まあそりゃいるだろうねえ」
「だから、俺は知らないものはないものとして捉えてる」
[main] 鮎川 瑞 : 「わかります」 ずずい。
[main] 弘明 蒔 : 思考が駄々洩れている。酔っている
[main] 鮎川 瑞 : 「あなたは良い客です。是非今後も続けてご来店を。おすすめしたい銘柄がいくつも」
[main]
御野 智希 :
「はは…これは、きつい」
できるだけ生捕りにはしたが、何人かは。
[main] 弘明 蒔 : 「………はっ! いえ、店員さんに蘊蓄を語ってるようで、悪い客ですね私は」
[main] 甘楽 長月 : 「ふふ、心を守るための、典型的な手段ね。目を覆い隠すというのは」
[main] ドレッドノート : 「……FHもUGNも、恐らく目指す理想にそこまで違いはないだろうと僕も思っている。手段と方法が異なるだけだろう。UGNも結局は管理を目指している。FHとの違いは、専制かそうでないか程度かもしれん」
[main] 弘明 蒔 : 「……ちなみにどんな銘柄で」小声で。いや決してウイスキー好きの好奇心が疼いたというわけではなく
[main] ドレッドノート : 「だが、それでも……僕は知る限りのFHのやり方や理想とやらには否定的立場だ」
[main] 桃 華 : 「楽しくなってきたわね。現場では聞けなかった話、聞かせてもらおうかしら?」
[main] 桃 華 : くすりと笑みを浮かべながら、視線をドレッドノートへと向け、頬杖。
[main]
武藤享司 :
「むしろ俺からしたら逆だねえ。知らないでいい事を知って、がんじがらめになり過ぎてるのさ」
「雑踏ですれ違う群衆の一人一人の人生なんて考えたってしょうがないだろう?それと一緒だよ」
[main]
鮎川 瑞 :
「やはり定番どころはジャックダニエルかと………」
小難しい話を始めた客どもに隠れて。酔っ払いめいた話を。未成年なのに。
[main] 弘明 蒔 : 店員さんとのやり取りの最中も、横の話に耳を傾ける。この葛藤は、UGNにいる限り縛られる難題だろう。
[main] 鮎川 瑞 : 未成年なのに。
[main] 弘明 蒔 : 「いいですねテネシーウイスキー…」未成年相手に
[main] 鮎川 瑞 : ………味見したとか………ないです………よ?
[main] ドレッドノート : 「洒脱だな。弘明氏」
[main] 甘楽 長月 : 「斬り捨てるのと、すれ違うのは、違うことだわ」
[main] 弘明 蒔 : 「あ、あはは! いえ、こういうの好きでして、はは」
[main] 甘楽 長月 : 「同じことだというのなら──あなたはもう、壊れてしまっているのね」
[main]
鮎川 瑞 :
「メーカズマークなどと言い出したら……さすがにお高く止まりすぎますから……」
こっそりね。こっそり。
[main] 御野 智希 : 「考えない方が、楽ではあります、かね」
[main] 武藤享司 : 「そういうもんかねえ。……うん。そういうもんかもしれないねえ」前者は二者の違いに対して、後者はもう壊れているという発言に対して
[main] 弘明 蒔 : 「メーカーズマークなら46もいいですねえ…ボトルもウイスキーの美味しさの内だと思うんですよ」
[main] 甘楽 長月 : 「うふふ、頑張ってるのね、あなた。えらいわ」
[main] 鮎川 瑞 : 「わかりま………呑んだことは………ないですよ………?」
[main] ドレッドノート : 「人の生き死にを扱う仕事だ。向き合い方はそれぞれあるだろう」
[main] 弘明 蒔 : 「……アッハイ」
[main]
鮎川 瑞 :
「…………」
グラスを磨く。今ここに紳士協定が結ばれた。
[main] 桃 華 : 「無我の境地もまた、極意の一つだものね。私のシュミじゃないだけで、容ではあるわ」
[main]
御野 智希 :
「でも俺は、救う事ができた。救えたから。きっと、ずっと正面から向き合うと思います」
飲み物を飲み干す。
[main] ドレッドノート : 御野の言葉に、視線を向ける。
[main] 弘明 蒔 : コークハイをちびちびと飲みながら
[main]
鮎川 瑞 :
「……………」
彼の言葉に、微かに、息を呑んだ。
[main] 桃 華 : 「へぇ? ふふっ、いいじゃない」
[main] ドレッドノート : 「……君のような考え方の青年がUGNにいてくれることを、僕は心から感謝する」
[main] 弘明 蒔 : 「……それは、得難い経験です」
[main] 甘楽 長月 : 「あら、かっこいいわねえ。リーダーにも見習って欲しいわ」
[main] 桃 華 : 「貴方の握った拳に、悲しむ者もいるかもしれないけど、でも、感謝する者もいる」
[main] 武藤享司 : 「そりゃいい。……俺は救われた側だけど、救った側がそう言ってくれてるってのは、とてもいいことだよ」
[main] 桃 華 : 「誇ることね」
[main]
御野 智希 :
「…ありがとうございます」
皆の言葉に、感謝を。
[main] 弘明 蒔 : 「若者の将来に、乾杯」グラスを掲げる
[main]
桃 華 :
「乾杯♪」
からりと、傾けながら。
[main] ドレッドノート : 「しかし、本来なら学生として『日常』だけを謳歌出来た筈の君が此処にいるということが、我々UGNの罪だ。是正はやはり必要だな……」
[main] 武藤享司 : 「乾杯」水滴の滴るコーラのグラスを
[main] 御野 智希 : 「乾杯」空だけど
[main] 甘楽 長月 : 「勝手に人の人生に罪を背負おうとするのは、身勝手ね」
[main] 弘明 蒔 : 「……なにか注文されますか。奢りますよ」
[main] 甘楽 長月 : 「選んだのは、彼よ。選べて、選んだから、ここにいるの」
[main] 桃 華 : 「そうは言ってもおチビ~。是正の方向性の一つの形が、改革派による過激な強兵化よ。これもまた、難儀なものよねぇ」
[main]
鮎川 瑞 :
「……………。はぁ」
店の規則を思い返す。店長の訓示を。あーはいはい、と内心で適当に頷きながら目を通したものを。
[main] 鮎川 瑞 : 『この店はUGNに属する傷ついた者たちの店だ。タイミングは任せる。好きに裁量すればいい───』
[main] 甘楽 長月 : 「それは幸福であっても、罪じゃないわ」
[main] 御野 智希 : 「じゃあこれ、もう一杯。飲みたいんです」
[main] 鮎川 瑞 : 「………あの。おかわりあればどうぞ。無料ですので」
[main] ドレッドノート : 「ふん! 選択を強いた側が開き直ってはおしまいというだけのことだ」
[main] 御野 智希 : 「ありがとうございます」
[main] ドレッドノート : 支部長という立場上、一般人を巻き込んでおいて開き直るのはお門違い。それだけのことだ。
[main] 弘明 蒔 : 「おや、よかったですね御野さん」
[main] 甘楽 長月 : 「それも、違うわ。強いたのはFHでしょう」
[main] 武藤享司 : 「謝り謝りじゃ気も休まらんでしょう。もうちょいプライベートでくらい肩の力抜いていいと思いますがねえ」
[main]
御野 智希 :
「…自分の場合は、覚醒しなければ死んでいたので。日常を続ける為に日常を壊した。それだけですよ」
一瞬、目が青く光る。
[main] 桃 華 : 「『壊した』……ね」
[main] 桃 華 : 「御野って言ったかしら? この後、少し付き合えるかしら?」
[main] 御野 智希 : 「…いいですよ」
[main]
鮎川 瑞 :
「はいはい。わかりました」
これも業務内容だからね。おかわりを求めた客にはそのように。そうではない客にはそのように。
[main]
桃 華 :
「よろしい」
にっこりと笑む。
[main] 桃 華 : 「さっきも言ったように、過ぎたる力は、今は抑え込める内にあったとしても、いつ、いかなる時に獣として開花するか分からないわ」
[main]
桃 華 :
「少しは、私の大陸の考えも役に立つと思うわ」
握り締めた拳を、御野へ差し向ける。
[main]
桃 華 :
きっと、桃華にとってのプライベートも『武』なのだろう。
仕事が無い日もまた、訓練。『破壊』の術を磨き、高め……そして、律する。
[main]
鮎川 瑞 :
「どうぞ。ウーロンハイです」
そんな彼女の前に酒杯を差し出す。
[main]
御野 智希 :
「…お世話になります」
コップを普段握るナイフに見立て、構える。
[main] 桃 華 : 「あら、気が利くわね~!謝謝♪」
[main]
鮎川 瑞 :
「こちらもどうぞ」
青年の前におかわりを差し出す。見てただろ。ミント潰すの面倒くさいんだぞ。まあ、心の言葉が伝わるとは思わないけど。
[main] 弘明 蒔 : 若いなあ。若いっていいなあ。そう思いながら二人の交流を眺める
[main] 御野 智希 : 「ありがとうございます…おいし」
[main] ドレッドノート : 「アフターの相手は決まったようだな桃華」
[main]
桃 華 :
「ふふ、いい目ね。私も燃えてきたわ。それじゃ……んく、んく」
乾き、疼く喉へさらなる喝采を与えるように、勢いよく流し込むと。
[main]
鮎川 瑞 :
「どうぞ」
と何かしら感じ入っている弘明氏にもおかわりを。
[main]
桃 華 :
「ふふっ!そーゆーことね。だからおチビの訓練はまた今度よ」
気さくなウインクを送りながら、席を立つ。
[main] 弘明 蒔 : 「おっと…ありがとうございます。今日は…とてもお酒が進みます」
[main]
武藤享司 :
「……」模擬戦。久しくやってないなあ、と。
UGNエージェント時代、まだ皆が生きていた頃の事を思い出す
[main] ドレッドノート : 「安心しろ、生憎と書類が山積みだ」
[main] 甘楽 長月 : 「どこもリーダーは大変みたいね」
[main] 桃 華 : 「専門外だから手伝えないわ。頑張ってね」
[main] 桃 華 : ひらりと手を返しながら。
[main]
桃 華 :
「じゃ、御野!連絡先!」
ピッ。胸元から名刺が取り出されると、回転と共に手元へ投げ込まれる。
そこには、道場の住所と連絡先が書かれていた。
[main] 弘明 蒔 : 「甘楽さんのところの上司もやはり大変そうですか?」
[main]
鮎川 瑞 :
「………お会計ですか?」
席をたったカンフーガールに声を掛ける。
[main] 桃 華 : 「会計はこれ、経費で落ちるわよね?」
[main] 桃 華 : ドレッドノートへ目を向ける。
[main]
御野 智希 :
「うわっと」
しっかりキャッチ。…あったかい。
[main] ドレッドノート : 「落ちるわけないだろうが! 僕につけとけ」
[main] 桃 華 : 「ありがと~!」
[main] ドレッドノート : 「仕事労い程度はする。次も頼むぞ」
[main] 御野 智希 : 「連絡、しますね」
[main] 桃 華 : 「それじゃあ、そういうことで!店員さん、お酒、すごく美味しかったわ!また来るわね」
[main] 桃 華 : 「もちろんよ!いつでも私の『武』を使いなさい!」
[main]
鮎川 瑞 :
「……あの、これでは落ちませんが……」
何言ってるんだこいつ。こんなあやふやな会計落ちるわけないだろ。
と思っていたところ、横から助け船が来た。
[main] 桃 華 : ビッ。と拳を突き出す。纏われる気は、陽炎の如く、空間を歪め。
[main] ドレッドノート : 「荒事があったときはまた連絡する。しばらく骨を休めろ」
[main] 武藤享司 : 「じゃあね、桃華さん。楽しかったよ」横目で見て軽く手を
[main]
鮎川 瑞 :
「かしこまりました」
頷きつつも、コードネーム“ドレッドーノート”に僅かながら憐憫の眼差し。
[main] 甘楽 長月 : 「じゃあね~」
[main] 鮎川 瑞 : 「はい。またのご来店を」
[main] 桃 華 : 「再見~!」
[main] 御野 智希 : 「ではまた!」
[main] 桃 華 : にこりと一同へ手を振りながら、からんからんとドアベルの音を奏でながら退店。
[main]
ドレッドノート :
「現場では非常に優秀なんだがな……」
桃華を見送ってから、溜息をつく。
[main] 弘明 蒔 : 「おつかれさまです、桃華さん」前を通り過ぎるとき、やはり胸部に目が行ってしまう
[main] 弘明 蒔 : 「……溜まってるんですかねえ、私」溜息をつき、グラスを呷る
[main] ドレッドノート : 「? 弘明氏、やはり慢性疲労か?」
[main] 甘楽 長月 : 「もう、女の子がまだいるのよ?ここ」
[main]
鮎川 瑞 :
「当店はUGNの職員様であれば遠慮なくお迎えしております。いつでもお越しください」
と言って、ぺこりと一礼。
本音だ。だってそれが任務の一貫である。
[main]
御野 智希 :
「やっぱりオーヴァードでも来るんですね…」
人間である以上歳からは逃げられないのか…と思った。
[main] ドレッドノート : 「もし有休が取りづらいなら、僕から一筆くらいは出せるが……役に立つかは保証できんがな」
[main] 武藤享司 : 「支部長は知らなくてもいい事ですからねー」
[main] 弘明 蒔 : 「……ええ、申し訳ありません」気恥ずかしそうにまたもグラスを傾ける。空になる
[main] ドレッドノート : 「なんで僕名指しで!?」
[main] 武藤享司 : 「そのままでいてくださいね」
[main] ドレッドノート : 「はぁあ!? 僕も腰とか結構きてるが!?」
[main] 弘明 蒔 : 「いえ、その御好意だけありがたくいただいておきます。仕事自体も…まあ、嫌いではないので」
[main] 甘楽 長月 : 「え……?二十歳で……?」
[main]
御野 智希 :
「…最近会いに行けてないなあ」
ぽつりと溢した。
[main] ドレッドノート : 「なにが!? ま、まぁ、弘明氏がそういうなら他部署のことだ。僕もでしゃばりはしないが……」
[main] 武藤享司 : 「ああ……」お労しいものを見る目
[main]
鮎川 瑞 :
「………。オーヴァードしかここにたどり着けないはずなのですが」
ほんとにね。そのはずなんだけどね。
[main] 弘明 蒔 : 「……飲みましょう、ドレッドノート」
[main] 御野 智希 : 「…付き合います」
[main] ドレッドノート : 「お、おう……すまんな。丁度モヒートがあいたところだ。何か見たところ、弘明氏は酒にくわしいようだ。何かおすすめはないか?」
[main] 弘明 蒔 : 「おすすめですか…ではゴッドファーザーはいかがでしょう」
[main] 鮎川 瑞 : 「ゴッドファーザー。」
[main] 鮎川 瑞 : 「いいですね。」
[main]
ドレッドノート :
「うむ、ではそれで頼めるだろうか?」
バーテンダーに顔を向ける。
[main] 武藤享司 : 「店員さんも大概詳しいよね……?」
[main] 武藤享司 : 疑惑のまなざし
[main] 弘明 蒔 : 「ウイスキーベースのカクテルの中でも、アマレットの甘さで飲みやすくおすすめしやすいんです」
[main]
鮎川 瑞 :
「はい。かしこまりました」
ウィスキー。そこにアマレット。美味しい上に簡単。素晴らしいレシピだ。
[main] 御野 智希 : 「…あと二年」
[main] 鮎川 瑞 : いや未成年には飲ませないよ。あと2年我慢しようね。
[main]
ドレッドノート :
「な、なるほど……!」
全然わかっていない。ウィスキー!? モヒートでミント克服を狙っている自分に呑めるのか……!?
[main] ドレッドノート : 「あ、ありがとう……」
[main] 甘楽 長月 : 「長いわねえ、二年」
[main] 武藤享司 : 「過ぎてみるとあっという間なんだけどねえ」
[main] 弘明 蒔 : 「若いうちの二年なんて毎日がイベントだらけの楽しい時期でしょう」
[main] ドレッドノート : 試しに一口飲んでみる。
[main] ドレッドノート : 「……あ、飲みやすい」
[main] 弘明 蒔 : 「……この歳になると似たような毎日ばかりですよ、うう」
[main] 甘楽 長月 : 「大人の思い上がりね、それは」
[main] 甘楽 長月 : 「私も、似たようなものよ」
[main] 武藤享司 : 「あんま前途ある若者に暗い話聞かせるもんじゃないですよ」
[main] 弘明 蒔 : 「? と、いうと?」
[main] 甘楽 長月 : 「チルドレンの生活に楽しいなんてないわ。分からない?」
[main] ドレッドノート : 「……まぁ、そう言う訓練所もあるな」
[main] 弘明 蒔 : 「…………」自分はチルドレンだったことはない
[main]
鮎川 瑞 :
「…………」
あの。なんですかここ。この時間になって胃壁を擦り減らしていそうな客しかいないのですが。
[main] 御野 智希 : 「…」
[main] 甘楽 長月 : 「でも、ま、今のこの時間は楽しいわね。からかい甲斐のある大人がいっぱい」
[main] 弘明 蒔 : だからそれを言われると、何も言えない。なんと答えていいのかも、わからない。
[main] 武藤享司 : 「あんまりいい趣味とは言えないなあ」
[main] ドレッドノート : 「いい性格をしているな……甘楽さん」
[main] 弘明 蒔 : 「……き、緊張させないでください、甘楽さん」
[main] 御野 智希 : 「…」コクコク
[main] 甘楽 長月 : 「あら、本心よ?どちらもね」
[main] 弘明 蒔 : そう。チルドレンだったことはない。こちらでも、あちらでも。
[main] ドレッドノート : チルドレン制度自体、ドレッドノートも思うところがないわけではない。当事者としても、管理者としても、そして今チルドレンではなくなったとしてもだ。
[main] 弘明 蒔 : 「……まあ、こうやって楽しめてるのなら、それもいいんじゃないでしょうか」
[main] 甘楽 長月 : 「それはからかい許可が下りたってことでいい?」
[main] 弘明 蒔 : 「ええ。私なんかでよろしければ」
[main] 甘楽 長月 : 「……もっと嫌がってくれないとからかい甲斐がないわね」
[main] 武藤享司 : 「お、じゃあお任せするか……」
[main] ドレッドノート : 「弘明氏は懐が広いな……」
[main] 弘明 蒔 : 「……」チルドレンとはむずかしい
[main] ドレッドノート : 「まぁ……訓練所も昔よりはマシになったところが多いと聞く。僕が居たところも、昔より大分過ごしやすくなっていると聞くしな」
[main]
鮎川 瑞 :
「………」
なんか客同士で盛り上がってるな。邪魔しないでおくか。
[main] 甘楽 長月 : 「イリーガルの環境に心を苦しませるのもご立派だと思うけれど?チルドレンの環境についても心を砕いて欲しいわね、私としては」
[main] ドレッドノート : 「無論だ。本来なら撤廃すべき制度だからな」
[main] 武藤享司 : 「御大層な話だねえ。末端の我々には遠い話だあ」
[main] 御野 智希 : 「…個人的には、正直助かってはいます…一回で数ヶ月は余裕で暮らせるので…」
[main] 弘明 蒔 : 「確かにチルドレンの利活用は依然課題も多いでしょう」
[main] 弘明 蒔 : 「けれど年若くレネゲイドの操作も未熟な子たちに制御の術を教えるという点では、チルドレンの制度は必要だとは思います」
[main]
鮎川 瑞 :
「…………」
まあね。制御の仕方も知らずに死んでいく仲間、たくさんいたし。
[main] 武藤享司 : 「まあそれはね。レネゲイドの強弱には年齢あんま関係ないし」
[main] 弘明 蒔 : 「……深夜労働を認めるわけではありませんがね」と、断ったうえで
[main] ドレッドノート : 「戦場に出さないのなら、僕も訓練自体は賛成なんだが……チルドレンという枠組みの歪さには辟易とするばかりだ。学校というには過激すぎる」
[main]
鮎川 瑞 :
「ほんと、それは思います」
激しく同意。
[main] 武藤享司 : 「精神鑑定に掛かるような状況でもなきゃ足抜けもできませんからねぇ」
[main] 御野 智希 : 「そうなんだ…」くぴ
[main] ドレッドノート : 「とはいえ、僕にとっても縁遠い話だ。せいぜい出来ることは改善意見書の提出と、少しでも仕事が減るように粉骨砕身する程度だな……」
[main] 武藤享司 : 「まあ今は違うかもしれないけどね。俺の時はそう」
[main] 甘楽 長月 : (それで身長小さいんだ……)>粉骨砕身
[main] 弘明 蒔 : 「…お疲れさまです」
[main] 御野 智希 : 「お疲れ様です…」
[main] ドレッドノート : (今何か凄い勘違いをされたような……?)
[main] 武藤享司 : 「あんま根詰め過ぎないでくださいね支部長。潰れたら元も子もありませんし」
[main] ドレッドノート : 「ありがとう。だが、幸いにも桃華のような優秀なオーヴァードもいる。現場に出ることも以前より減った」
[main] 武藤享司 : 「それならいいんですけどねぇ。周りが優秀で仕事が減った!なら、もうちょっとご自分のために使う時間も増やしていいと思いますが」
[main] ドレッドノート : 「おかげでここに来れているともいえるさ。しかし、やればやるほど己の至らなさが不甲斐なくなることばかりでな……」
[main] 弘明 蒔 : 「本来支部長の職位であれば管理監督に専念していただくのが理想なんでしょうけれど」これも慢性的人手不足故か
[main] 御野 智希 : 「戦える人、少ないですからね」
[main] 武藤享司 : 「身に余るところまで考え過ぎたっていいことはありやしませんよ。……ああいや、決して支部長の身が物理的に足りてないって訳じゃなくてですね」余計なことを言ってちょっと気を逸らそう
[main]
ドレッドノート :
「誰が豆チビだ!!」
テーブルを引っぱたく。
[main] 武藤享司 : 「そこまでは言ってないですって!?急に沸点低くなり過ぎじゃないですか!?」
[main] 甘楽 長月 : 「自分を被害者の立場に置いて爆発する加害者ね、あれは」
[main] 御野 智希 : 「…酔ってる…」
[main] ドレッドノート : 「甘楽くんの追い打ちひどくないか!?」
[main] 弘明 蒔 : 「こら、そういうこと言わない」
[main] 甘楽 長月 : 「だって……言われたこと膨らませて怒るし……」
[main] 武藤享司 : (とはいえ多少気は紛れたかな)ふーっと嘆息
[main] 弘明 蒔 : 「それは…あれですよ。そういうキャラということで」
[main] ドレッドノート : 「ぐっ……!」
[main] 弘明 蒔 : 「ああいえ!追い打ちとかそういうのでなくて…」
[main] ドレッドノート : 「いや……僕が大人げなかった、声を荒げてすまんな」
[main] 弘明 蒔 : 「いえ…ただ、『キャラ』を持てるというのは大事なことです。私たち、いろんな仕事に駆り出されるでしょう? 確たる自己、キャラがないと自分を見失ってしまいます」
[main] 弘明 蒔 : 「ある種の心理的平衡を保つ術がキャラってやつですよ」
[main] ドレッドノート : 「弘明氏は含蓄があることを言うな……」
[main] 御野 智希 : 「勉強になります」くぴ
[main] 弘明 蒔 : 「いえ、酒飲みの戯言くらいに聞き流してください…言ったら言ったでちょっと恥ずかしくなってきました」
[main] 武藤享司 : 「いいと思いますよ、そういうの」
[main] 弘明 蒔 : 「そ、そうですか、あはは…」頭をかく
[main] 御野 智希 : 「ありがたいです」くぴ
[main] ドレッドノート : 「すまんな景気の悪い話ばかりして。ところで、そろそろ夜も更けてきたが、御野くんは大丈夫なのか? 学生なら予定も色々あるだろう」
[main] 弘明 蒔 : 「……ああ。もうこんな時間ですか。これなら始発も出てますね…うん」
[main] 御野 智希 : 「さすがに明日…というか今日は寝ますかね…やっぱり疲れが出てきた…ふわ…」
[main]
武藤享司 :
「うわ、もうこんな時間なのか……夜更かしし過ぎたなぁ」
「ドーナツもだいぶ表面乾いてるや」
[main] 御野 智希 : 「あっ送りますよ?こういう時のバロールです」
[main] 武藤享司 : 「いやぁ流石に大人が学生アシにしたってなったら外聞悪いどころじゃないでしょ」
[main] 御野 智希 : 「いやまあゲート開くだけなんで」
[main] 武藤享司 : 「そういうもん?どうもここらへんの持ってないシンドロームの感覚ってあんま分かってなくてね」
[main] 御野 智希 : 「じゃあお会計先に済ませといて…よし」
[main] 弘明 蒔 : 「…私もそろそろ出ましょう。チェックお願いします」
[main]
御野 智希 :
「さて、やりますか…」
雑にウェポンケースからブレインナイフを引っ張り出して一閃。
[main] ドレッドノート : 「鮮やかなものだな」
[main] 武藤享司 : 「俺もお代置いとこ。ヨシ」
[main] 御野 智希 : 《ディメンションゲート》
[main] ドレッドノート : 「僕も出るとしよう。歓談中、騒がせたようで済まなかった」
[main] 弘明 蒔 : 「っ!」突然のナイフの一閃にはびびった
[main] 御野 智希 : 「開きました。行き先言ってくれたら繋げるので」
[main]
武藤享司 :
「俺の獲物はもうちょい長物だけど小回り利くのもいいねえ」
「ああ、じゃあ――の……」行先を告げる
[main] 御野 智希 : 「いえ、ありがたい言葉でしたよ」
[main] 弘明 蒔 : 「…そういう開け方もあるんですね、勉強になります」
[main] 御野 智希 : 「ふむふむ…よし、OKです」
[main]
武藤享司 :
「ぃヨシ。んじゃお三方、今日は楽しかったです。ありがとうございました」
「何かのご縁があれば、また」
[main] 御野 智希 : 「こちらこそ。何かの任務で会えたらまたここで飲みましょう」
[main] ドレッドノート : 「そう言ってくれるなら嬉しいな。僕もいい酒が飲めた」
[main] 弘明 蒔 : 「ええ。私も…久々に楽しくお酒を飲むことができました。またいずれ、お会いしましょう」
[main] ドレッドノート : 「弘明氏、僕も歩きで駅にいくが、途中までどうだ?」
[main] 武藤享司 : 「はは、俺は今日ノンアルでしたけどねぇ。次は俺も飲みましょう」と言ってディメンジョンゲートへ!
[main] 弘明 蒔 : 「いいですね。ご同道します」
[main] ドレッドノート : 「アナタには色々教えてもらえた。感謝する、会計は僕が持とう」
[main] 鮎川 瑞 : 「はい。お会計ですね。ありがとうございます」」
[main] 弘明 蒔 : 「いえ、私はいささか飲み過ぎましたので…」スーツの内側から財布を出す。ムーブをする。
[main] ドレッドノート : 「いやいや、酒を教えてもらえた礼と思ってくれ。こんななりでも管理職だしな」
[main]
御野 智希 :
「じゃあ自分もこれで。ありがとうございました。店員さんもドリンク、とても美味しかったです」
ゲートに消える。
[main] ドレッドノート : 「御野くんと武藤氏も気を付けてな」
[main] 弘明 蒔 : 「…では、御馳走になります。ありがとうございます」一度支払おうとする意志を示すことで奥ゆかしさが付与される。これも人付き合い
[main] 鮎川 瑞 : 「いえ………」
[main] 鮎川 瑞 : 「………。弘明様」
[main] 弘明 蒔 : 「はい? なんでしょうか」
[main] 鮎川 瑞 : 「私たちは、あなたがたのため使い潰されるべくあります」
[main] 鮎川 瑞 : 「期待します。どうか、それをお忘れなく」
[main]
ドレッドノート :
「……」
店員の言葉に、僅かに眉を顰めつつ、支払いを済ませる。
[main] 弘明 蒔 : 「……肝に銘じます。また、来ますよ」
[main] 鮎川 瑞 : 「どうか、効率よく使い潰してください」
[main] 弘明 蒔 : 「…………それでは」明確な答えを返せないまま、店のドアへ向かう
[main]
鮎川 瑞 :
「またのご来店を、お待ちしております」
ぺこり、一礼。
[main] ドレッドノート : まだ、こういった考えのチルドレンがいるのか……やりきれんな。
[main]
ドレッドノート :
ん? でもバーテンダーやってるのに……?
いや、まぁ他部署のことだな……首を軽く左右に振りながら。
[main] ドレッドノート : 「甘楽さんも、付き合ってくれてありがとう。我々はこれで失礼する」
[main] ドレッドノート : 「邪魔をしたな」
[main] ドレッドノート : それだけ言って、退店する。
[main] 甘楽 長月 : 「また会ったら遊んであげるわね~」
[main] 弘明 蒔 : ……ドレッドノートと共に駅へ向かわんとする道すがら、弘明は思う
[main] ドレッドノート : 「嬉しい誘いだが、君に嫌われる方が早そうだな」
[main] 弘明 蒔 : あの店員の最後の発言。その真意はどこにあったのか
[main] 甘楽 長月 : 「あら、そうかしら」
[main] 弘明 蒔 : 私のことをどこまで知った上で、それを聞いたのか
[main] 甘楽 長月 : 「まあ、頑張って?」
[main] 弘明 蒔 : 「……まあ、気にすることでもないか」
[main] 鮎川 瑞 : そうですとも。
[main] 鮎川 瑞 : 所詮は一夜のバーの出来事。
[main] 鮎川 瑞 : 酔客同士の間の出来事です。